新たな視点から人間心理を読み解く
ビジネスの現場におけるコミュニケーションや意思決定は時に困難を伴います。意見がすれ違ったり、行動に移せなかったりする理由は、性格だけではないことが多いです。フォレスト出版が新たに発表した書籍『すぐに使えるビジネス教養心理学』では、心理学の知識を6つの視点から立体的に捉え、ビジネスシーンで直面する現実問題に即した解決策を提供しています。
なぜ思い通りに人は動かないのか
同じ言葉を聞いても、各人には受け取り方の違いがあります。正しいとは思えることを伝えても、相手が納得しないことがあります。場合によっては、自分自身が行動できずに苦しむことも多々あります。これは、ビジネスパーソンに共通する悩みです。
実は、私たちが心の働きを理解するためには、個々の性格や意志が全てではなく、過去の経験による見方の癖や、相手との関係性、環境、そして組織の文化など、多様な要素が影響しています。本書はその複雑な心理を分かりやすく解説し、特に次のビジネススキル向上に役立つ内容を網羅しています。
- - 対人関係:人とのコミュニケーションを円滑にするための技術
- - 意思決定:理論的かつ感情に訴える決断方法
- - 交渉:利益を最大化するための交渉力
- - マネジメント:チームを効率的に導く指導力
6つの視点での心理学
『すぐに使えるビジネス教養心理学』では、心理学を以下の6つのテーマから再構成しています。
1.
言語:言葉使いが生む誤解やスムーズなコミュニケーションの技
2.
活動:行動の背景にある心理と動機
3.
知:認識過程における思考のメカニズム
4.
環境:時間や空間がもたらす心理的影響
5.
情動:感情が行動にもたらす重要な要素
6.
文化:組織や社会が個人の性格に与える影響
各章は、ビジネスシーンでの具体的なケーススタディを通して、現代心理学の重要な概念を紹介。スキーマ、ナッジ、成長マインドセット、アフォーダンス、セルフコンパッション、心理的安全性、レジリエンスなどを利用して、即実践が可能な方法を提案しています。
人を変える前に「人の見方」を変える
本書では、人を理解する際に、彼らの性格だけを判断基準としません。部下が動かないのは本当にやる気がないからでしょうか?会議で意見が出ないのは積極性の不足からでしょうか?登場人物が問題を抱えている場合、それを入れ替えたからといって解決にはなりません。ここで必要とされるのは心理学的視点の活用です。言葉の使い方や仕事の仕組み、人間関係、環境、文化を理解することで、困難な状況を打破する手法が見えてきます。
この視点を持つことで、マネジメントのクオリティを向上させ、チームの生産性を高め、自己の意思決定の精度を高めることが可能になります。ビジネスパーソンにとっては、日々実践可能な心理学的手法が詰まった本書です。
書籍詳細
- - 書籍名:すぐに使えるビジネス教養心理学
- - 監修者:匠 英一
- - ページ数:160ページ
- - 価格:1,870円(税込)
- - 出版社:フォレスト出版
- - 発売日:2026年7月9日(順次)
- - ISBN:978-4-86680-373-9
この新しい視点からくる心理学は、これからのビジネスシーンで活用されることでしょう。