オークネットの2024年12月中古車市場価格指数
株式会社オークネットは、2024年12月の「中古車市場価格指数」に関するレポートを公表しました。この指数は、日本国内の中古車市場の価格動向を示す新しい指標として注目されています。
中古車市場価格指数の概要
オークネットが設立した「オークネット循環型流通ラボ」は、東京大学エコノミックコンサルティングと共同で開発した「リユース流通価格指数」をもとに、実際の取引データを用いて中古車の価格変動を定量的に分析しています。この指数によって、中古車市場の取引価格の質をより正確に把握することが可能となります。
指数の変化
2024年12月の「中古車市場価格指数」は、2008年7月を基準にすると2.063となり、前月の2.160から4.51%の減少を記録しました。同様に「平均取引価格」は、2008年7月を基準にすると1.324と前月の1.409から6.06%減少しています。数値の変化から、最近の中古車市場には需要の減少が影響を及ぼしていることが分かります。
価格の推移
具体的な取引価格の比較によると、11月の平均価格は870,984円でしたが、12月には818,224円に下がっています。これは、需要の減少に伴い相場が下落していることを示唆しています。
ボディタイプ別の指標
また、ボディタイプ別でも市場価格指数は全てのカテゴリで低下しました。コンパクトカー、ラグジュアリーカー、SUV、バン・トラック、ミニバンなど、多様なカテゴリで価格の下落が見受けられます。この動向は、今後の中古車市場の戦略を考える上でも重要なポイントとなるでしょう。
定期的な情報公開
オークネットでは、この「中古車市場価格指数」レポートを毎月20日を目安に公開しています。これは、日本市場における中古車価格のトレンドを把握する貴重な資料として、業界関係者だけでなく一般消費者にも役立つことでしょう。
結論
オークネット循環型流通ラボによってまとめられたこのデータは、中古車市場の透明性を高め、消費者や業界に対して信頼性の高い情報を提供することを目的としています。今後も持続可能な流通を目指し、循環型経済の実現に向けて研究を進めていく所存です。
詳細なレポートは
こちらからご覧いただけます。