渋谷で開催!現代美術とピクセルアートの融合「悪戯な、バグ」展
2023年9月14日から30日まで、渋谷のサクラステージ 4Fのre-searchで「悪戯な、バグ」展が開催されます。この展覧会は、現代美術家の森洋史、奥田栄希、デジタル陶芸家の増田敏也の3人が参加しており、彼らのアートがどのように「バグ」というテーマと結びついているのかを探ります。
展覧会のテーマ
展覧会のタイトル「悪戯な、バグ」は、ソフトウェアの不具合を指し、一般的には排除される存在ですが、ここではアート作品の本質的な要素として取り上げられています。アーティストたちは、芸術史やゲーム史を背景にし、観客に「イタズラ」をしかける試みに挑戦します。これにより、美術やゲームの枠を超えた新たな視覚的体験の創出を目指しています。
アーティスト紹介
森洋史は、過去の名作をサンプリングし、UV印刷技術を用いて精細なピクセルを生成。彼の作品には現代の価値観が色濃く表現されています。2020年には「MOSHA」など多数の展覧会を行い、アートにおけるオリジナルの概念を探求し続けています。
奥田栄希は、必要以上のデータを排除した表現を特徴とし、ファミコンゲームの要素を利用した独特な作品を制作。近年はスタジオやセレブとのコラボレーションも行い、アートの可能性を広げています。
増田敏也は、デジタルなモチーフを陶芸というアナログな手法で表現。彼の作品は、従来の陶芸とは異なる視点でのアプローチが魅力とされています。特に陶土を用いた作品は、ピクセルという無機質な存在を具現化しています。
展覧会の詳細
この展覧会は9月14日から30日まで開催され、時間は8:00から23:00までとなっています。会場では作品の販売も行われ、興味のある方は併設されているTSUTAYA BOOKSTOREのレジカウンターにてお声がけください。
SHIBUYA PIXEL ARTとの関連
今回の展覧会は、SHIBUYA PIXEL ART 2024との共催企画で、渋谷を舞台にした世界最大級のピクセルアートの祭典の一環でもあります。アーティストたちが渋谷の文化を通じて、ピクセルアートの新しい魅力を引き出す試みが盛りだくさんです。
アートの力で渋谷を盛り上げる
CCCアートラボが手がけるre-searchでは、アートを通じて地域の活性化を図り、次世代のアーティストを支援しています。今回の「悪戯な、バグ」展は、そのような理念に基づいて行われる多様なアート体験のひとつです。渋谷の中心で新しいアートの風を感じながら、彼らの作品をぜひご覧ください。
最後に
「悪戯な、バグ」展を通じて、美術史の中に潜む「イタズラ」や、デジタルとアナログを行き来する視覚的体験をお楽しみいただけることでしょう。アート好きな方もそうでない方も、ぜひ足を運んでみてください。