恵比寿の鯨食文化を大切にする「恵比寿鯨祭2019」
恵比寿の地で、独自の鯨料理を楽しめるイベント「第7回 恵比寿鯨祭2019」が、11月12日から12月2日まで開催されます。このフェスティバルは、恵比寿の人気飲食店が参加し、全国的にも注目される鯨食文化を活性化させることを目的としています。
日本の鯨食文化が脚光を浴びる
日本では、2019年に商業捕鯨が再開され、鯨に対する関心が一層高まっています。恵比寿鯨祭実行委員会は、このタイミングを逃さず、地域の歴史的背景をもとに鯨食文化の魅力を発信します。「寄り鯨の到来で、七浦が潤う」と言われるように、鯨は漁業の神様である「恵比寿様」と深く結びついており、東京・恵比寿の町に根付いている文化なのです。
イベント概要と参加店舗
今回は、14の著名飲食店が参加し、それぞれの店舗の特性を活かしたオリジナルメニューを展開します。鯨肉を使用した様々な料理が楽しめ、食通の関心を集めること確実です。さらに、「恵比寿鯨祭2019」の開催に先立ち、改良湯でオープニングイベントを行い、映画「くじらびと」の監督を交えたトークセッションも実施されました。
文化と食の交流を促進
恵比寿鯨祭では、鯨食文化を広めるだけでなく、映画や銭湯といった他の文化とも交わることで、その重要性を再認識しようとしています。改良湯は創業100年以上の歴史を持つ銭湯で、昨年の改装オープン時に鯨の壁画が制作されたことが話題となりました。このコラボレーションを通じて、地域の文化を再発見し、共存させる取り組みが進められています。
恵比寿から日本の伝統文化を守る
恵比寿鯨祭実行委員会は、鯨食文化を大切にしながら、地域の活性化を目指しています。参加店舗や協力機関とともに、鯨と漁業の神様、恵比寿様との関係性を重んじ、伝統文化を未来へとつなげていく意志を持っています。
このイベントを通じて、恵比寿の地域社会が一丸となって鯨食文化を促進し、さらなる羽ばたきを見せる姿が期待されます。ぜひ、この機会に恵比寿を訪れ、特別な鯨料理に舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。
開催概要
- - 開催期間: 2019年11月12日(火)~12月2日(月)
- - 開催場所: 東京・恵比寿周辺の飲食店
- - 協力: 日本捕鯨協会、(一財)日本鯨類研究所
- - 後援: 水産庁、渋谷区観光協会
- - 参加店舗数: 14店舗
- - 公式Facebook: 恵比寿鯨祭公式アカウント