魔法のフライパンⅡ
2025-07-18 11:01:22

薄さ1.3mmの進化!魔法のフライパンⅡが目指すサステナブルな未来

薄さ1.3mmの進化!魔法のフライパンⅡが目指すサステナブルな未来



愛知県名古屋市港区に本社を構える錦見鋳造株式会社は、1960年に創立し、鋳物工場として地元で愛され続けています。特に彼らの開発した「魔法のフライパン」は、料理を美味しくするための優れたフライパンとして評判を呼んでいます。

初代からの進化


2003年、初代の「魔法のフライパン」が誕生し、それから10年の歳月を経て、薄さ1.5mmという革命的な設計が実現しました。このフライパンは、料理の味を引き立てるための工夫がなされたものであり、多くの家庭で愛用されることとなりました。

さらに、2024年には新たに「魔法のフライパンⅡ」が発表され、驚異の薄さ1.3mmを実現。発売を前に、さらなる改良が施され、2025年7月からの販売が予定されています。

先進の材料と製造技術


「魔法のフライパンⅡ」は、遠赤外線放射率80%を超え、炭火のように中までしっかりと焼き上げることが特徴です。また、凹凸仕上げと高温焼き入れ処理で焦げ付きにくい作りになっており、お手入れが楽なのも魅力です。

特に注目なのは、PFOAやPTFEといった有害物質を使用せず、長く使えるサステナブルな素材で作られている点です。製品全体の生産が日本国内で行われ、職人の手仕事によって生まれた技術力の結晶でもあります。

開発の背景と熱い思い


鋳物製品は耐久性が高い一方で重さがネックでした。しかし、錦見鋳造は高性能かつ軽量化を目指し、精密鋳造と焼き入れ技術を駆使して課題を克服しました。
近年、安価な樹脂加工のフライパンが一般的になり、使い捨てのライフスタイルが広がっている中で、健康や環境への配慮から「安心・安全」、そして「共に暮らす道具」を求める消費者のニーズに応えるために本製品が開発されました。

開発の苦悩と勝利


『魔法のフライパンⅡ』は、技術だけでなく、開発者の熱意も込められています。発売直後の2024年、代表の錦見泰郎は心筋梗塞で入院し、一時工場は稼働停止を余儀なくされました。「この製品だけは世に広めなければならない」という強い意志と、社員たちの支えによって生産が再開されました。

さらに彼は再度の手術を経験しながらも、現場に戻り、工場を再始動させることができました。こうした逆境を乗り越えて、ついに側厚1.3mmという鋳物業界を代表する薄さを実現したのです。

今後の展開


2024年4月からは、海外バイヤー専用のオンラインカタログサイト「Japan Street」に登録を開始。現在は南アフリカや北米のバイヤーとの商談も進行中です。また、越境ECバナーを導入し、グローバルな視点での展開を図っています。

「魔法のフライパンⅡ」を通じて、世界中の人々に日本の職人技のすばらしさを伝え、持続可能な暮らしの新たな選択肢を提供したいと考えている錦見鋳造。彼らの挑戦は今後も続きます。




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会社情報

会社名
錦見鋳造株式会社
住所
愛知県名古屋市港区宝神五丁目1704番地
電話番号
0567-68-2812

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