八王子の伝統工芸を体験できる「オープンファクトリー2024」開催

八王子オープンファクトリー2024の魅力に迫る

八王子市で開催される「八王子オープンファクトリー2024」は、県外や外国人観光客にも楽しんでいただける体験型イベントです。2024年のイベントは11月23日（土）と24日（日）の2日間にわたり、八王子市内の26カ所の工場や工房が参加します。

八王子市の歴史と文化

八王子市は古くから「桑都」とも呼ばれ、織物を中心とした地場産業の発展に寄与してきました。原材料産地としても知られ、製造業の高い技術力を持つ企業が集まるこの地域は、首都圏西部の中核都市として脚光を浴びています。ものづくりの町としての素晴らしい伝統を持つ八王子で、直接、職人の技に触れる機会は、参加者にとって貴重な体験になることでしょう。

体験型イベントの内容

「八王子オープンファクトリー2024」では、様々な体験が用意されています。例えば、伝統工芸の一環として織物や染色の体験、木組みの技術を学ぶ体験、さらには東京こけし作りなど多彩なワークショップに参加できるのです。各工房では職人たちが実演を行い、訪れる人々にその技術を直接見せたり、教えたりします。これにより、単に見学するだけでなく、自らの手で作る喜びも堪能できます。

参加施設の詳細

以下に、幾つかの参加施設の情報を紹介します。

- コスモ計器では、圧力や流量の計測体験を行い、実際に計測器の校正を試すことができます。参加料金は無料。

- 吉匠建築工藝では宮大工による手斧技術の披露や木組み体験が楽しめ、こちらも料金は無料です。

- 島田電機製作所では、工場見学に加え、遊び心満載の「押す」をテーマにした空間も体験でき、料金は500円となっています。

インバウンド対応への取り組み

今年のイベントでは海外からの訪問客にも配慮し、積極的にインバウンド対応を行っている点は特筆に値します。八王子市には多くの外国人観光客が訪れ、高尾山もその魅力の一つであります。これを受け、タカオネやえきまえテラスでは地域の大学生がボランティアで通訳を行い、興味を持つ訪日外国人がその魅力を楽しめるようサポートします。また、オフィシャルサイトでもコンテンツの一部を英訳し、情報のバリアフリー化を図っています。