若年女性の新たな拠り所「ゆうカフェ」オープン
国際NGOプラン・インターナショナルは、2025年8月1日(金)に、世田谷区下北沢に新たな女性専用居場所「ゆうカフェ」をオープンします。このカフェは、15歳から24歳の若年女性を対象とし、悩みや困難を抱える彼女たちが安心して過ごせる空間を提供することを目的としています。
ゆうカフェの特徴
「ゆうカフェ」は、世田谷区の「悩みや困難を抱える若年女性への居場所事業補助金」を活用した初の事業であり、以下のようなサービスを提供します:
- - 安心の女性専用:スタッフや利用者全員が女性です。安心して集まることができます。
- - 軽食と飲み物:利用者には軽食や飲み物、お菓子が無料で提供されます。
- - 支援物資の提供:持ち帰り用の食品や生理用品、日用品なども用意されています。
- - 専門相談の実施:社会福祉士が常駐し、個別相談を提供。心理士や助産師による相談日も設けられています。
ネーミングの由来は「あなた(YOU)のための居場所」であり、このコンセプトのもと、下北沢という若者の街の中心に位置することで、心理的ハードルを下げ、必要な支援を受けやすい環境を整えています。
内覧会について
「ゆうカフェ」のオープンに際し、7月31日(木)には報道関係者向けの内覧会が行われます。このセレモニーでは、プラン・インターナショナルが活動方針を説明し、世田谷区による補助金の背景が説明されます。内覧会は、下北沢駅から徒歩5分の
COS下北沢で行われ、メディアの皆様には「ゆうカフェ」の取り組みを直接見る機会が提供されます。
若年女性の現状と居場所の重要性
最近、若年女性の自殺者数は増加しており、特に20歳未満の女性の自殺者は急増しています。コロナ禍を経て、自己肯定感の向上が重要視されており、居場所が複数あることで自己肯定感が向上することが内閣府の調査でも示されています。
「ゆうカフェ」は、これまでの東京・池袋での経験を生かし、若年女性が直面する課題に寄り添う存在として、孤立感を解消する支援を行います。2020年より運営してきた池袋の「わたカフェ」ではこれまでに7,575人が利用し、3,051件の相談を寄せられました。
最後に
活動やサービスが分かる公式サイトは2025年8月6日に公開予定。若年女性が安心して利用できる「ゆうカフェ」をぜひ訪れてみてください。この取り組みが新たな希望の光となることを願っています。また、プラン・インターナショナルは、80か国以上で平等な世界の実現に向けて活動しており、今後も日本国内外での支援に力を注いでいく所存です。