IACEトラベル、優秀賞受賞の舞台裏
2024年10月17日、埼玉県にあるM's SQUAREで開催された「全国ワークスタイル変革大賞2024 関東・信越大会」において、株式会社IACEトラベルが見事に優秀賞を受賞しました。本大会には選ばれた4社が登壇し、自社の業務改革をプレゼンテーションするという貴重な機会が与えられました。
IACEトラベルを代表して登壇したのは、営業部長の瀧上大輔氏。コロナウイルスの影響で業界全体が苦境に立たされる中、同社がどのようにデジタルトランスフォーメーション(DX)を進め、労働集約型のビジネスモデルから脱却したのか、彼は熱意をもって語りました。彼のプレゼンテーションは、経営危機を乗り越えるために取った具体的な行動やその結果を踏まえたもので、審査員の心をつかんだのです。
コロナ禍からの逆転劇
新型コロナウイルスの影響により、IACEトラベルは従業員数と店舗数を半減させ、取扱高はなんと98%も減少してしまいました。このような厳しい状況から事業を持続させるため、同社は大きな決断を下しました。それが、オンラインでの予約が可能な出張手配に特化したクラウドサービス「Smart BTM」の導入です。2021年10月にリリースされたこのサービスは、業務効率を飛躍的に向上させ、多くの企業のニーズに応えるものでした。
「Smart BTM」による革新
「Smart BTM」は、クライアントとのコミュニケーションをオンラインで実現可能にし、従業員のリソースを最適に活用できるようにしました。その結果、業務の生産性が大幅に改善され、リリースから3年で1,700社以上の申し込みを達成。顧客の出張手配にかかる時間や工数を大幅に削減できた点も大いに評価されたでしょう。
未来を見据えた活動
全国ワークスタイル変革大賞は、地域の企業がワークスタイルを見直し、チャレンジを通じて成功事例を共有することを目的としています。このような大会を通じて、参加企業はお互いの取り組みを学び、自社の強みをアピールしています。主催者である日本デジタルトランスフォーメーション推進協会は、地域の企業の成長を支援するための取り組みを継続しています。
IACEトラベルの受賞は、厳しい環境下でも前向きな姿勢で挑戦を続ける企業の模範であり、同社の取り組みは他の企業にも多くの示唆を与えることでしょう。今後のIACEトラベルの動きにますます注目です。
IACEトラベルの概要
IACEトラベルは1982年に設立され、東京都中央区に本社を置く旅行業者です。観光庁長官登録旅行業者として認可されています。旅行業界には長い歴史を持つ企業であり、これからの時代における働き方にも積極的に取り組んでいます。今後も同社のさらなる発展に期待が高まります。