コロナ禍の新たなセルフカットブーム！ヘアカットモンスターが売上急上昇

コロナ禍での新しい選択肢、ヘアカットモンスターの人気

新型コロナウイルスの影響で、美容室に行くことに抵抗を感じる人々が増える中、自宅でのヘアカット需要が高まっています。この新たなニーズに対応するため、フェザー安全剃刀株式会社が開発したのが『ヘアカットモンスター』です。

同商品は、発売からわずか数ヶ月で販売数が10万個を突破したと報告されており、予想の倍にあたる売上を記録しています。フェザー安全剃刀は、これまでも理容業界向けに高品質な刃物を提供してきた実績がありますが、家庭向けの製品を手掛けるのは初めての試みです。これほどの成功を収めるとは思っていなかったと、担当者は驚きを隠せません。

ヘアカットモンスターの開発背景

『ヘアカットモンスター』は、コロナ感染防止のための外出自粛が求められる中、セルフカットに対する需要調査から生まれました。調査結果では、80%の人がセルフカットに失敗したことがあり、簡単に髪をカットできる道具の必要性が浮き彫りになりました。そこで、既存の刃物技術を活かし、プロの美容師が使用する刃を用いることで、安全かつ簡単に操作できる商品が開発されたのです。

幅広いニーズに応える商品ラインナップ

『ヘアカットモンスター』からは、特に注目される2つの商品があります。1つ目は「かんたん前髪セルフカッター」。この商品は、簡単な3ステップで前髪をカットできる工具で、クシでとかして毛束を挟み、カットするというシンプルな方法です。お子様の前髪カットにも安心して使用でき、多くの家庭で利用されています。

2つ目は「かんたんヘアカットブラシ」です。ブラシの要領で毛量を減らすことができ、自然な仕上がりが実現します。特に高齢者やお子様に使いやすく、幅広い年齢層に支持されています。

90年の歴史と技術力

フェザー安全剃刀株式会社は1932年に岐阜県で設立され、これまでの90年間にわたり、刃物の専門メーカーとしての地位を確立してきました。特に、医療分野でのメスの市場シェアは90%を超え、その技術力は多くのユーザーから信頼されています。製品の全てが国産であり、地元の職人技術を生かした製造を行っています。また、岐阜県には刃物の文化を伝える「フェザーミュージアム」があり、刃物の歴史と技術の進展を学ぶことができます。

これからの展望

『ヘアカットモンスター』は家庭でのヘアカット需要の高まりに応えつつ、今後さらなる商品展開や品質の向上を図っていく予定です。現時点では、1000%の売上を目指しているという同社の挑戦は、今後も目が離せません。自宅での髪のお手入れが当たり前になりつつある今、『ヘアカットモンスター』は新たなスタイルとして、ますます注目を集めることでしょう。