ウェカ・バヌバン、セーリング世界選手権で快挙の銅メダル獲得

ウェカ・バヌバン、セーリング世界選手権での快挙

国際高等学校に在籍するウェカ・バヌバンが、最近開催されたセーリング世界選手権において銅メダルを獲得するという素晴らしい成果を収めました。この大会は、各国からたった一人だけが出場できる非常に難易度の高いものであり、特に19歳以上の部門はオリンピックへと繋がる重要な選手権として知られています。ウェカは、タイ代表として男子ILCA6クラスで参加し、63カ国の選手が競い合う中、この栄光を手に入れました。

この世界選手権では、71カ国以上から400人以上の選手が出場しました。ウェカは数々の国際大会で輝かしい成績を残してきています。具体的には、2022年のオプティミスト世界選手権（16歳以下）での優勝や、2023年のILCA4ユース世界選手権（18歳以下）優勝、さらに2023年杭州アジア大会ILCA4級での金メダルなど、その実力を証明しています。現在では、ILCA6カテゴリーに昇格しており、今後のさらなる活躍が期待されています。

ウェカは世界選手権に向けて、三重県津市のセーリングクラブでの練習に励んでおり、日本各地のセーリング大会に出場することで様々な経験を積んでいます。

大会後のインタビューでは、「多くの素晴らしい選手たちと出会い、この大会が非常にハイレベルだと実感しました。リーヴァ・デル・ガルダでのセーリングは海でのそれとは全く異なり、未来のオリンピック選手候補者たちと競い合うことができ、とても幸せです」と笑顔で語りました。

さて、ウェカが通う国際高等学校の特徴についても触れてみましょう。この学校は、2022年9月に愛知県日進市に設立され、世界に通用するリーダーを育成する教育機関です。ここでは、国内外から集まった多様な生徒が共に学ぶ環境が整っています。日本語以外の授業はすべて英語で行われるため、生徒たちは国際的な視野を持って学ぶことができます。また、学校はIB World Schoolとして認定され、全国的にも数少ない全寮制の国際教育機関として位置づけられています。

国際高等学校では、男女共学の全寮制を採用し、多様性の高い環境でリーダー教育が実践されています。広々とした名古屋商科大学のキャンパス内に新設された施設は充実しており、心理面や健康管理に精通した専門家の指導の下、生徒たちは共同生活を通じて社会性や規律感を養っています。

また、授業は少人数制で行われ、全員が修士または博士号を持つ多国籍の教員により指導されており、質の高い教育が提供されています。入学希望者のためのサマースクールや準備課程も用意されており、円滑な入学が図られています。

今後の予定としては、7月27日にオープンキャンパス、9月16日と10月14日に授業見学会が行われる予定です。11月23日には親子体験イベントも予定されています。この機会に、国際高等学校での特別な教育環境に触れてみるのも良いでしょう。