フェイクバスターズの進化
国内でシェアNo.1を誇る真贋鑑定サービス『フェイクバスターズ』を運営するIVA株式会社は、ラグジュアリーブランドのアパレルに対する鑑定サービスを大幅に拡充しました。本記事では、その背景や新たに始まった個人向けサービスの詳細についてご紹介します。
背景と目的
近年、ラグジュアリーブランドがオンラインでの販売や中古市場での流通を進める中、偽造品に関するリスクが高まる一方です。OECDのデータによると、世界的に見ても偽造品の取引額は約4,670億ドル、これは約73兆円に達し、そのほとんどを靴や衣類、革製品が占めています。
こうした現状を踏まえ、『フェイクバスターズ』はフリマアプリ「メルカリ」と連携しながら運営してきました。そして、さらなる顧客ニーズを受けて、ラグジュアリーブランドの商品についての鑑定対象を10ブランド追加し、個人向けのサービスを開始することになりました。
鑑定サービスの詳細
新たに開始されたサービスでは、「コンプリート鑑定」という形で商品を郵送していただくことで、専門の鑑定チームやAI技術、さらに専門機器を駆使して真贋の鑑定を行います。正規品と認定された商品には、シリアルナンバー付きのメタル製タグと鑑定証明書が付与され、その鑑定結果も保証します。通常、商品が到着した後、3〜5日間で鑑定結果が通知されるため、消費者にとって安心感のあるサービスと言えるでしょう。
取扱ブランドについて
現在、『フェイクバスターズ』では以下のブランドの商品を取り扱っています:
- - BALENCIAGA
- - CANADA GOOSE
- - CHANEL
- - DIOR
- - GIVENCHY
- - GUCCI
- - LOEWE
- - Louis Vuitton
- - MONCLER
- - PRADA
鑑定の料金はブランドによって異なりますが、6,600円から9,900円(税別)で利用可能です。
フェイクバスターズの特徴
このサービスは、偽造品が多く存在するブランドを対象に、累計で180万件以上の鑑定を行ってきた実績があります。多様な背景を持つ鑑定士たちと、最新の技術を駆使しているため、高い精度で迅速な鑑定を実現しています。また、2023年には台湾と中国に事務所を設立し、海外進出も果たしました。今後はアジアや欧米市場への展開も視野に入れています。
代表者の紹介
IVA株式会社の代表取締役社長、相原嘉夫氏は、現代のスニーカー市場や「フェイク問題」に取り組み続けている若手の経営者です。青山学院大学大学院でMBAを取得した相原氏は、自らの経験を生かしたサービスを展開し、Forbes JAPAN及びアジアでの30 Under 30に選ばれた実績も持っています。
まとめ
『フェイクバスターズ』の新しい取り組みは、消費者が安心してラグジュアリーアパレル商品を購入できる環境づくりに向けて大きな一歩です。今後も更なるブランドの追加やサービスの充実が期待されます。興味のある方は、ぜひ公式サイトを訪れてみてください。