上川隆也、舞台『忠臣蔵』ゆかりの地・赤穂を訪問
2023年11月7日、俳優の上川隆也が来る12月から1月にかけて全国で上演される舞台『忠臣蔵』のために、作品に深く関わる土地である赤穂に足を運びました。上川はこの役柄、大石内蔵助を演じるにあたって、赤穂での訪問を非常に重要視しており、まずは大石内蔵助が祀られている大石神社を訪れて祈願しました。
大石神社での祈願
大石神社の拝殿にて厳かな雰囲気の中、上川は祭神に向かって手を合わせ、玉串を捧げました。今年は赤穂浪士が討入りを果たした歳から323年が経過しており、彼の心にその重みが深く刻まれています。この社会への想いと共に、大石内蔵助を演じることの意味を決意した様子が伺えました。
義士史料館への訪問
神社を後にした上川は、近くの義士史料館や宝物殿を訪れました。そこでは討入りに関連するさまざまな資料や古文書、武具などが展示されており、上川は興味津々にそれらを見入っていました。「多くの貴重な品々を拝見し、赤穂の皆さんが四十七士をどれほど誇りに思い、大切にしていたのかを実感しました」と感慨を語りました。
歴史の深淵に触れる
赤穂大石神社は旧赤穂城のすぐそばに位置しており、かつて大石内蔵助が実際に通ったであろう長屋門にも立ち寄りました。長屋門を眺めながら、彼は300年前の歴史に思いを馳せました。また、浅野家の菩提寺である花岳寺も訪れ、内蔵助と四十七士のお墓に手を合わせました。彼は義士たちの戒名に含まれる刃の文字について、「亡くなられた後もこの刃の重さを感じます。仇討ちを成し遂げた皆さんの覚悟が伝わります」としみじみと語りました。
心の準備と舞台への意気込み
赤穂での体験を通じて、これから始まる稽古への意気込みを新たにしたようです。「目的を成し遂げることの重要性を感じ、その信念を貫いた先人たちを思い、地元の皆さんの四十七士への思いも頂きながら、大石内蔵助を務めさせていただきます」と彼は締めくくりました。
舞台『忠臣蔵』の公演スケジュール
舞台『忠臣蔵』は12月12日から明治座での東京公演を皮切りに、2024年には名古屋や高知、富山、大阪、新潟(長岡)でも上演されます。彼の情熱が込められた舞台をぜひお見逃しなく。詳細な公演情報は公式ホームページをご確認ください:
舞台『忠臣蔵』公式サイト。
このように、上川隆也の赤穂訪問は、彼が演じる大石内蔵助への深い思いを伝える印象深い出来事となりました。