「地域とつながるリトリートハウス」が日本空間デザイン賞2024で銅賞受賞

「地域とつながるリトリートハウス～波と月～」が受賞

茨城県大洗町にある「地域とつながるリトリートハウス～波と月～」が、近年注目を集めています。この施設が日本最大級のデザインアワード「日本空間デザイン賞2024」の複合商業施設部門で銅賞を受賞したことが発表され、業界内外で話題となっています。

このリトリートハウスは、モトヤユナイテッド株式会社が運営しており、木造の二階建て元酒屋をフルリノベーションし、地域の特性を生かした空間へと生まれ変わりました。

日本空間デザイン賞の背景

「日本空間デザイン賞」は、空間デザインが持つ価値を次世代へつなぐことを目的に設立されたアワードです。審査は1次審査、2次審査、そして最終の3次審査を経て行われ、総勢413作品が入選、166作品が入賞しました。その中で、受賞作品はそれぞれの部門において人々の暮らしや地域に与える影響が評価されます。

「波と月」は特に、街の記憶を残しつつ新しいコミュニティの創出を目指し、地方の再生に貢献している点で高く評価されました。

施設の特徴と運営理念

「地域とつながるリトリートハウス～波と月～」は、単なる宿泊施設にとどまらず、地元の人々や企業との連携を強化し、大洗の人々の交流拠点となることを目指しています。

利用者は1日1組限定の宿泊施設として、ゆったりとした時間を過ごすことができ、茨城県の新鮮な食材を使用した独自の創作中華を楽しむことができるダイニング「Neo中華kurage」や、テント型サウナ、イベントスペースなど、様々な施設があります。

このように、多様な活動ができる環境を整えることで、地域に貢献しながら来訪者に特別な体験を提供しています。

未来への展望

「波と月」では、コミュニティの交流を促進するため、地元の方々が参加するイベントやワークショップも考えており、その実施は地域活性化にも寄与しています。

歴史ある建築が醸し出す懐かしさと新しい発想が融合したこのリトリートハウスは、訪れる人々にとって特別な場所となっています。

ぜひ、皆様も大洗を訪れ、この新しい空間を体感してみてはいかがでしょうか。