新潟県三条市の新たなメタバースプロジェクト
新潟県三条市は、2025年度から始まるメタバースプロジェクト「バーチャルSANJO」を発表しました。このプロジェクトは、全国的にも有名な金属加工産業を背景に持ち、地域の文化や魅力をデジタル空間に再現することを目的としています。
このプロジェクトは、株式会社Moguraの支援を受けており、VRChatプラットフォーム上に構築される予定です。Moguraは、XR(Extended Reality)やメタバース領域に特化した企業で、様々な地域や企業のプロジェクトを支援しています。三条市における取り組みは「Mogura Next」として進められ、企画や制作、広報など全般に渡って協力しています。
バーチャルSANJOの特徴
1. バーチャル空間での体験
「バーチャルSANJO」は、単なる観光紹介の場ではなく、地域の風景や文化を体感し、関わることのできる空間です。
メタバース利用者は、アバターを使って参加し、地域住民やクリエイターと共にコンテンツを生み出す仕組みが整えられています。
このプロジェクトでは、以下のようなエリアが設けられています:
- - アウトドアスペース:八木ヶ鼻の景勝地を模したリラックスできる空間
- - イベントステージ:音楽ライブやトークイベントが行われる大規模なステージ
- - 交流スペース:参加者同士がアバター越しに自由に交流できる場所
- - 展示スペース:三条市の歴史や文化を紹介する展示が常設されているエリア
- - 大学情報掲示エリア:三条市立大学の最新情報をチェックできるエリア
2. 地域との連携を強化
三条市は、「バーチャルSANJO」の開設を通じて、地域の人々との関係を深めることを重視しています。
ワールドのオープン後も、運用を継続して行い、地域の活性化を図る計画が進行中です。さらには、さまざまなイベントも企画されており、体験会やワークショップなどを定期的に行うことで、地域住民にメタバースを身近に感じてもらうことを目指しています。
例えば、10月12日や11月9日には三条市内のイベントで体験ブースを設ける予定で、参加者に気軽に体験してもらう機会を提供します。また、10月19日には3Dモデリングのワークショップが行われ、地元の名産品をテーマにしたコンテンツ制作にも力を入れています。
今後の展開
「バーチャルSANJO」は、三条市の伝統や文化をデジタル化するだけでなく、市民の創造的な活動を引き出す場としても機能します。このプロジェクトを通じて、新しい形の「まちづくり」が実現されることが期待されています。
今後も、地域の人々と共に歩んでいくこのプロジェクトに注目が集まります。Moguraは引き続き、XRやメタバースに関連したプロジェクトを支援し、その発展に寄与していく方針を示しています。
詳細や今後のイベントについては、バーチャルSANJOの公式サイトをご覧ください:
バーチャルSANJOポータルサイト。
株式会社Moguraについて
Moguraは、VR/AR/MR/VTuberなどの新たなテクノロジー領域に特化したメディア運営やコンサルティング、開発を手掛ける企業です。彼らの「豊かな体験を世界中に」というビジョンのもと、地域活性化と共に、業界全体を牽引する役割を担っています。