能登半島地震の寄附金を活用した学校給食の復興支援

令和6年の能登半島地震で被害を受けた方々に心よりお見舞い申し上げます。この度、市では団体や個人から寄贈された寄附金を生かし、学校給食を通して復興を支援する取り組みを始めます。地元の食材を使用することで、地域の農業や食文化への理解を深め、子供たちの食育を促進します。

地元食材の登場

この取り組みでは、7月から能登の特産品を使用した食材が学校給食に取り入れられます。具体的には、以下の3つの食材が使用されます：

1. 能登スイカ
能登の豊かな気候と土壌で育まれたスイカは、シャキッとした食感と甘みが特徴です。
2. おばば味噌
七尾市中島町で作られるおばば味噌は、高麹歩合が自慢。甘い香りが食欲をそそります。
3. メークイン
能登島で収穫されたメークインは、煮崩れしにくく、なめらかな食感が魅力です。

学校給食の実施予定

これらの食材は、市立小学校の自校献立で使用されます。具体的な市立小学校の献立は以下の通りです：

- 有馬小学校（宮前区）

提供予定日: 7月11日（金）
使用する食材: 能登スイカ
献立: 豚肉のバーべキューソースサンド、ピタパン、有馬そだちの野菜スープ、能登のスイカ、牛乳

- 小倉小学校（幸区）

提供予定日: 7月16日（水）
使用する食材: 能登スイカ、おばば味噌
献立: とり肉のてり焼き丼、「能登産みそ」の夏野菜みそ汁、能登のスイカ、牛乳

- 橘小学校（高津区）

提供予定日: 7月16日（水）
使用する食材: メークイン
献立: ごはん、湘南レッドのドライカレー、能登じゃがいものスープ、冷凍みかん、牛乳

- 富士見台小学校（宮前区）

提供予定日: 7月16日（水）
使用する食材: 能登スイカ
献立: 豚しゃぶサンド、ピタパン、宮前そだちの野菜スープ、能登のスイカ、牛乳

これらの学校給食を通じて、子供たちが能登地域の食文化や農業に触れ、理解を深めるための良い機会となります。

今後の展望

9月以降も食材の使用は適宜変更され、11月頃には中学校および特別支援学校の統一献立で能登白ネギが使用される計画です。このように、給食を通して地域と連携し、被災地を支援することで、子供たちの健全な成長をサポートします。

ぜひ、能登半島の魅力を感じることができるこの給食プロジェクトにご注目ください。

取材をご希望の方は、川崎市教育委員会事務局健康給食推進室片山（電話044-200-1309）までご連絡ください。