認知機能チェックアプリ「MOGI」が示したMMSE-Jとの相関性

新たな認知機能評価ツール「MOGI」


日本テクトシステムズ株式会社が開発した認知機能チェックアプリ「MOGI」は、運転免許証の更新時に必要な認知機能検査を行うための画期的なツールです。このアプリの採点結果が、広く用いられているミニメンタルステート検査日本語版(MMSE-J)と高い相関性を示す研究論文が、医学・健康科学領域のオープンアクセスジャーナル『Cureus』に発表されました。この研究から、MOGIがスクリーニング検査としても信頼性が高いことが確認され、超高齢社会における新たな認知機能評価の手段と位置付けられます。

MOGIの強み


MOGIの最大の特徴は、ユーザーが簡便に認知機能のチェックを行える点です。タブレットを使ったこのアプリによって、受検者は自分のペースで検査を進められ、結果を即座に得ることができます。これは、高齢者にとって非常に有用な機能です。運転免許証の更新時には、一定の認知機能を求められるため、MOGIはその実用的補助としての役割を果たすだけでなく、特に認知機能の低下が懸念される高齢者にとって、日常的なセルフチェックが可能なツールともなり得ます。

MMSE-Jとの関連性


本研究では、MOGIとMMSE-Jの間に見られる相関性を検証しました。MMSE-Jは、国内外で広く使われている認知症スクリーニングの基準となる検査であり、認知機能の評価において極めて信頼性の高い手法として知られています。MOGIがMMSE-Jと高い相関を示しているという事実は、このアプリが医療現場でも信頼の置けるツールとして利用できる可能性を意味し、高齢者の認知機能の維持・改善に向けた新たなアプローチが期待されます。

超高齢社会における展望


日本は超高齢社会に突入しており、高齢者の認知機能検査のニーズはますます高まっています。MOGIは、運転免許更新の際にのみならず、高齢者自身がいつでも利用できる認知機能評価の手段としても機能しうるため、社会全体との連携や地域での普及が求められます。

日本テクトシステムズの理念


日本テクトシステムズは、「~for peaceful aging~」というメッセージを掲げ、高齢者とその家族が安心して生活できる環境作りに力を入れています。MOGIもその一環であり、他にも声を使った認知機能見守りツール「ONSEI」や、高齢者の運転免許更新時のデジタルトランスフォーメーションを実現する「MENKYO」などを通して、社会課題の解決に向けた取り組みを行っています。

まとめ


高齢者の認知機能を維持し、改善するための取り組みが求められる中、MOGIはその有用性を證明した重要なアプリです。この認知機能チェックアプリを通して、少しでも多くの高齢者が自分の認知症状態を知り、生活の質を向上させることに寄与することが期待されます。

会社情報

会社名
日本テクトシステムズ株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷2-24-12渋谷スクランブルスクエア
電話番号
03-6452-9893

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