ベルリンのスマートシティ実証プロジェクト
三菱電機株式会社が、旧ベルリン・テーゲル空港跡地でスマートシティ「ベルリンTXL」に関する実証を始めました。このプロジェクトは、ドイツのベルリン州立企業であるBerlin TXL Management GmbHによって管理されており、都市全体のエネルギー運用の最適化を目的としています。実証は2026年9月1日から2027年3月31日までの予定です。
このプロジェクトでは、三菱電機の先進技術を活用して、現地の既存のビルにデジタルツイン技術を適用することが特徴です。この技術により、ビルの省エネ性や温熱快適性を両立させるための運用効率の向上が期待されています。特に注目されているのは、CO2排出量を測定し、都市レベルでのエネルギー管理に役立てるという点です。
具体的には、三菱電機が神奈川県鎌倉市に設置したZEB(Net Zero Energy Building)関連技術実証棟「SUSTIE®」で開発した技術が応用されています。この技術は、海外の既設ビルへの適用が初めてとなります。また、Tegel Projekt GmbHとのパートナーシップが2024年5月に締結されたことにより、実証に向けた準備が進められてきました。
実証の特徴
1.
ビル・シミュレーション技術の適用
SUSTIEで培ったビル・シミュレーション技術と最適運転計画技術を用いて、現地の既存ビルに適用。設定温度や光の調整を行い、省エネ性と快適性のバランスを考慮した計画を策定します。
2.
スマートシティのプラットフォーム連携
既存ビルの消費電力量から算出したCO2排出量データを、スマートシティプラットフォームに適したデータモデルとして新たに定義。このデータを用いて、スマートビルとスマートシティの間で情報を共有し、エネルギー効率を向上させる検証を行います。
3.
実証の概要
- 期間:2026年9月1日~2027年3月31日
- 場所:ドイツ・ベルリン市、ベルリンTXL
- 内容:ビルの最適運転計画やプラットフォーム間の連携を検証。
三菱電機グループの取り組み
三菱電機グループは、サステナビリティを経営の中心に据え、新たな価値を創出し続けています。長年の技術研鑽と先進的なプロジェクトを通じて、社会的課題を解決するためのイノベーションを推進しています。旧ベルリン・テーゲル空港の再開発を通じて、カーボンニュートラルとウェルビーイングの実現に向けた道を切り開く本プロジェクトに期待が寄せられます。
今後、得られた成果はビルの省エネ性や快適性の向上に役立てられ、グローバルな市場において持続可能な都市開発のモデルケースとなることを目指します。更なる技術革新が進む中、三菱電機の取り組みから目が離せません。