進化した視界を提供
2014年3月4日、日本アルコン株式会社から新しい1日使い捨て遠近両用コンタクトレンズ「デイリーズ® アクア コンフォートプラス® マルチフォーカル」が発売されます。この製品は、これまで遠近両用コンタクトレンズ(CL)の使用者が抱えていた視界の問題点を解決し、手元から遠方まで、より自然でクリアな視界を実現した革新的なレンズです。
遠近両用コンタクトレンズの歴史
日本で初めて1日使い捨てコンタクトレンズを市販したのは日本アルコンであり、2008年6月には「デイリーズ® プログレッシブ」を発売しました。その後、2009年10月にはシリコーンハイドロゲルを利用した2週間交換タイプの「エア オプティクス® アクア 遠近両用」を導入しました。これにより、日本の遠近両用CL市場における先駆者となり、今では市場シェアNo.1を誇っています。
新製品の特長
新しい「デイリーズ® アクア コンフォートプラス®」は、「エア オプティクス® アクア 遠近両用」と同じデザインコンセプト「プレシジョン・プロファイル・デザイン」を採用しており、遠方と近方を自然に切り替えられる構造です。球面度数の範囲も広がり、+5.00から-10.00Dまで対応、さらにはLow/Med/Highの3種類の加入度を用意。これにより、従来の製品と比べて160%も増加したラインアップにより、より多くの老視患者に利用されることを期待されています。
使用感と安定性
「デイリーズ®アクア コンフォートプラス®」は、うるおい成分「PEG」と「改良ポリビニルアルコール」を配合し、まばたきと共に潤いが広がります。また、「HPMC」が優しい装用感を実現し、NIBUT試験によって涙液層が安定していることも確認されています。
市場の動向と展望
最近のデータによると、ソフトコンタクトレンズ全体の市場は約3.1%の減少を示しているものの、遠近両用CL市場は年間23.8%の成長を記録しています。全体の市場において、遠近両用CLのシェアはまだ2%に過ぎませんが、ユーザーからの満足度は高く、継続使用率も局面によっては非常に高いとのことです。高齢化に伴い、ニーズはさらに高まると予想されます。特に、日本の市場では53%が1日使い捨てタイプで占められており、その利便性からも新たな利用者が増加することが期待されています。
結論
日本アルコンの社長松村誠一郎氏は、「今後、遠近両用CLのニーズはますます増加すると考えています。過去にコンタクトレンズを使っていたユーザーが、より便利で違和感のない遠近両用CLに移行することが予想され、これが市場をさらに活性化させる要因となるでしょう」とコメントしています。ユーザーにより合った選択肢として、これからの展開が非常に楽しみです。製品の詳細は公式ウェブサイトのdailies.jpで確認できます。
お問い合わせ
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