スペクトラム社、新たなAWG機能で自動試験を加速
ドイツ・グロースハンスドルフを拠点とするスペクトラム・インスツルメンテーション社は、最新の自動試験環境に対応した新機能「Sequence Restart Mode」を導入しました。この新機能は、波形発生器(AWG)の性能をさらに向上させるもので、業界各所から高い評価を受けています。70種類以上のAWG製品を提供するスペクトラム社にとって、これは大きな一歩となります。
AWGは、複雑な波形を生成するためのキーコンポーネントですが、これまでにも多くの機能が装備されています。新たに追加された「Sequence Restart Mode」は、既存の「Sequence Mode」を進化させたもので、任意の波形シーケンスをトリガされた際に再スタートさせることが可能です。これにより、試験プロセスの短縮や効率化が実現されます。
Sequence Restart Modeの特長
この新機能の最大の利点は、トリガイベントを受け取ると、波形シーケンス全体を非常に高精度に自動的に再開始できる点です。これにより、試験条件に応じて柔軟に対応することができます。条件に基づいて自動試験プロセスを簡単に再開できるため、顧客は時間を大幅に短縮し、より迅速な測定を実現できるのです。
この機能は、固定のトリガから出力までの時間が常に一定であることも特徴で、顧客が制御を高めたい状況でも活用可能です。特に、長時間にわたって複雑な信号を生成する際に、その真価を発揮します。
顧客のニーズに基づく開発
「Sequence Restart Mode」の開発は、顧客からのフィードバックに基づいています。ドイツの法定時刻を維持する責任を担うPTBのヨハネス・ラーム博士が、特定のRF周波数を生成するために特別な機能を求めたことから、これが始まりました。ラーム博士は、AWGが高精度で信号を生成できるようにするための要件を持っており、スペクトラム社のエンジニアは迅速にその要望に応えました。さらに、テストも成功裏に完了しました。ラーム博士は新機能が期待通りに機能していると評価しています。
このように、スペクトラム社は顧客のニーズに応じた開発を行い、その成果をすでに他の用途でのユーザーにも提供しています。ユーザーは自社のニーズに応じて必要な機能・モードの利用が可能となり、全体的な利便性が向上します。顧客のフィードバックを基にした開発は、今後も持続的に続く見込みです。
無償提供で迅速に利用可能
この「Sequence Restart Mode」は、最新ドライバをインストールすることで、65xxおよび66xxシリーズのすべてのAWGに対して無償で利用できるようになっています。これにより、すでにスペクトラム社の製品を使用している顧客は、最新の技術を簡単に取り入れることができ、運用の効率を高めることができます。
製品はコンピュータ制御を前提に設計されており、統一されたソフトウェアツールを介してシステム統合や将来のアップグレードも容易に行えます。WindowsとLinuxに対応しており、Python、MATLAB、C++、LabVIEW用のサンプルプログラムも提供されています。更に、スペクトラム社の製品には技術サポートがライフタイムで提供され、ソフトウェアやファームウェアのアップグレードも無償で行われます。
スペクトラム・インスツルメンテーション社について
1989年に設立されたスペクトラム社は、モジュラー設計を利用して250種類以上のデジタイザや波形発生器を生み出してきました。業界リーダーや一流大学を含む広範な顧客基盤があり、質の高い製品とサポートを提供しています。ドイツ・ハンブルク近郊に本社を置き、5年保証を提供する社会的責任を持った企業です。詳細については、
スペクトラム社の公式サイトをご覧ください。