子育て世代に新たな選択肢、皆のおうちminkaプロジェクト始動

子育て世代向けの新しい選択肢「みんなのおうちminkaプロジェクト」

2025年1月17日、一般社団法人まち・ヒト・未来創造研究所が新たに始めた「みんなのおうちminkaプロジェクト」を紹介します。このプロジェクトは、都市部に暮らす子育て家庭を対象にした定額で利用できる多拠点居住民泊サービスで、都市と地方の融合を目指しています。

背景と目的

このプログラムは、自然に囲まれた環境での子育てを望む家庭のニーズに応えることを目的としています。家庭が抱えるさまざまな課題、例えば長期的な避難生活や災害時の子育て負担の軽減を考慮し、日常と非常時どちらでも快適な子育て環境の提供を目指しています。また、人口減少や高齢化の進展により、地方の空き家が増えている現状に対処する一環として、民泊事業を通じて地域活性化にも寄与します。

サービス内容

このプロジェクトでは二つの大きなサービスを用意しています。一つは、「デジ防災®︎」と名付けられたオンライン防災学習スクールです。これは、子供たちが楽しみながら防災を学べるデジタルシステムを取り入れたもので、Zoomを通じて無料で参加可能です。もう一つは実際に自然を楽しみながら学ぶ「里山キャンプ」です。このキャンプでは、川で水を汲み、焚き火を起こして飯盒炊爨を体験するなど、子供たちが自然と向き合う貴重な時間を提供します。

さらに、会員向けには、兵庫県内の民泊施設を活用した定額サービスがあるため、長期間にわたり都市と地方の暮らしを満喫できます。これにより、地域住民と自然に触れ合いながら、ゆったりした時間の中で過ごすことが可能です。

特徴と魅力

本プロジェクトの一環として提供される民泊施設は、テレビを設置しておらず、外での遊びに集中できる環境を整えています。これにより、子どもたちは無意識のうちに自然に興味を持ち、様々なライフスキルを身につけられます。土いじりや虫取り、山登りなど、子どもたちが外でのアクティビティを楽しめるよう、太陽の下でのびのびとした環境を提供します。

料金プラン

「みんなのおうちminkaプロジェクト」への参加は非常にリーズナブルで、年間プラン（5,000円/月）、3ヶ月プラン（5,000円/月）、お試しプラン（10,000円/1回）があります。このように、多様なプランでまさにライフスタイルに合わせて利用することができ、家族のニーズに対応したサービスであることが分かります。

未来への展望

プロジェクトの今後の展開としては、神戸や大阪にお住まいの子育て家庭向けにPR活動を強化し、地域民泊事業者との連携によって、より多くの民泊施設を提供する計画があります。これにより、都市と地方の関係性がより密接に結ばれ、新たな生活スタイルの提案へとつながります。

小さな一歩が、子育て世代にとって豊かな人生の礎となることを願っています。子育て環境が多様化する時代において、「みんなのおうちminkaプロジェクト」はまさしくその可能性を秘めた取り組みです。