ゼンリンが提供する業務効率化の新たな一手
株式会社ゼンリン(福岡県北九州市、代表取締役社長:竹川道郎)は、各業種の業務効率を高める地図配信サービス「ZENRIN GISパッケージ」シリーズに新たに登記所備付地図データを追加した。この変更は2025年10月10日から有効で、全国の地番確認が可能なエリアが大幅に拡大したことで、その影響は多岐にわたる。
業務効率化を支援するZENRIN GISパッケージ
「ZENRIN GISパッケージ」は、様々な業種に特化した地図情報や機能を集約したサービスで、現在では不動産、建設、税理士などさまざまなニーズに応えた商品が展開されている。新たに追加された登記所備付地図データにより、特に不動産や建設分野では、地番確認がより容易かつ迅速に行えるようになった。
例えば、これまでのパッケージでは一部のエリアに限られていた地番確認が、今回のアップデートを経て、全国の約57%のエリアで可能になる。一体どのような利点があるのだろうか?
地番データの重要性
不動産業界では、土地の正確な位置を確認することが非常に重要であり、登記所備付地図データはその基礎となる。これは法務局が発行する公式な地図で、地番、形状、位置情報などを示している。地番チェックは、契約における誤解を避けるためにも欠かせない作業であり、その確認プロセスの効率化は業務の成否に直結すると言っても過言ではない。
新しい機能と使い方
ZENRIN GISパッケージの利用者は、既存の住宅地図データとともに、新たに追加された登記所備付地図データを活用して、効率的に地番を検索したり、閲覧したりすることができる。このデータは、特に不動産や建設業において、業務の生産性を高めるツールとして機能する。検索時は、地点を指定し、各種レイヤーから「登記所備付地図」を選択することで、瞬時に情報を取得できる。
さらに、現在から12月25日までに試用版を申し込んだユーザーには、30日間の無料トライアルも提供されている。これは、新規顧客獲得に向けた大きな一手と言える。
他の関連サービスとの統合
ゼンリンは、地番情報だけでなく、道路地図から住宅地図までの幅広い地図情報を提供する「ZENRIN Maps API」も強化している。これにより、業種に特化したシステムやWebアプリとの連携がスムーズになり、さらなる業務効率化が期待できる。
まとめ
株式会社ゼンリンの「ZENRIN GISパッケージ」に登記所備付地図データを追加する取り組みは、業務の効率化だけでなく、新たな付加価値の創造にも寄与しています。特に不動産や建設業においては、地番確認の手間を軽減し、安心して業務を進めるための強力な助っ人となることでしょう。
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