靴職人三澤則行の個展『A SINGLE SKETCH』の魅力
靴職人兼アーティスト、三澤則行の個展『A SINGLE SKETCH ~Creative Toughness~』が、2025年1月20日から2月2日まで東京銀座の月光荘画材店で開催されます。この展覧会では、彼の革新的な靴アート作品がパリやニューヨークなど、世界の名だたる都市で培った経験をベースに展示されます。
三澤は、映画界の巨匠スパイク・リーをはじめとした多くの著名人にも靴を提供しており、彼の作品は映画という枠を超えたアートの領域でも高い評価を受けています。2017年から2024年にかけては、日本国内外で数多くの個展を成功裏に開催し、彼独自の視点で靴の芸術性を創造し続けています。
月光荘とホルンの関連性
今回の展示において三澤が着目するのは、月光荘のトレードマークである「友を呼ぶホルン」です。このホルンは、与謝野鉄幹・晶子夫妻を中心に当時の文化人たちが考案したもので、ホルンの音色が仲間を引き寄せるという願いが込められています。三澤の作品にも、この願いが反映されていることでしょう。「ホルン」をテーマにした靴アートは、まさに人々を惹きつける力を持っています。
代表作と未来への提案
同展では、三澤の代表作である「足の巣」が特に注目されています。この作品は、2021年の国際コンクールであるGLOBAL FOOTWEAR AWARDSで総合優勝を獲得し、世界中から注目を集めました。また「ネズミにやられた!」という作品も展示し、アート業界で高い評価を受けています。
2025年には、大阪で開催される関西万博での「未来の靴のカタチ」展が予定されており、三澤のデザインの進化も期待されます。彼がどのように革新的な靴の概念を提案するのか、注目が高まります。
展示の詳細情報
開催概要
- - 会期: 2025年1月20日から2月2日まで
- - 特別展示: 1月27日から2月2日まで、一部展示内容を変更し、三澤の元で学ぶ若手作家の作品も展示します。
- - 時間: 13:00〜19:00 (初日は18:00まで、最終日は16:00まで)
- - 場所: メゾン ゲッコウソウ (東京都中央区銀座8-7-2永寿ビルB1F)
靴職人三澤則行は、その革新性と芸術性をもって、私たちに新しい靴の概念を提案し続けています。個展に足を運び、彼の創造力に触れてみてはいかがでしょうか。