FALKENが再び挑むニュルブルクリンク24時間レース
住友ゴムグループのファルケンタイヤヨーロッパは、6月19日から22日にドイツで開催される世界的なモータースポーツイベント『ニュルブルクリンク24時間レース』(正式名称:ADAC RAVENOL 24H NÜRBURGRING)に参加します。FALKENモータースポーツチームは、昨年に続き、2台の『Porsche 911 GT3R』で参戦し、目標は総合優勝です。このレースは、モータースポーツファンにとって待望の瞬間を提供する機会であり、FALKENはオフィシャルスポンサーとしての責任も担います。
FALKENは1999年からこのレースに参戦しており、今年で26度目の挑戦となります。この大会は耐久性と技術力が試される、世界で最も過酷なレースとして知られています。FALKENのタイヤ技術は、この舞台で数々の実績を残してきました。
昨年は、悪天候に見舞われスタート前から困難な状況でした。夜間には濃霧による長時間の中断があり、ついには大会史上初めて24時間を待たずにレースが終了するという異例の出来事も起こりました。しかしその逆境にも関わらず、FALKENは総合6位と10位にランクインし、11年連続でトップ10入りを果たしました。
今年の挑戦と準備
本年、FALKENは2台体制での参戦を続けます。これに加え、前哨戦となる『ニュルブルクリンクQFレース』や『ニュルブルクリンク耐久シリーズ』でも好成績を残しており、全5戦中の2勝を収めています。これらの成果により、FALKENはさらなるランキング上昇を期待しています。
また、FALKENはスバルテクニカインターナショナルが参加する『SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2025』に向けてタイヤ供給を行います。ベース車両の『WRX S4』は、昨年のSP4Tクラスにおいて初のクラス優勝を達成しており、今年は新体制のもとでさらなる飛躍を目指しています。
支援チームとさらなる展開
FALKENは、Max Kruse Racing(AT3クラス)やTeam BILSTEIN(SP8Tクラス)など、他チームへのタイヤ供給も行い、競技場における存在や技術力の強化を目指しています。特に、元ドイツ代表サッカー選手であるマックス・クルーゼ氏が率いるMax Kruse Racingは2台体制で参戦し、連覇を狙っています。
FALKENタイヤはその高いパフォーマンスで評価されており、選手と共にその信頼性を証明し続けています。今後もFALKENはモータースポーツの場を通じて、ブランドの価値をさらに高める努力を続けていくことでしょう。いよいよ6月、全世界のモータースポーツファンが注目する中での挑戦が始まります。