株式会社アイビーアイがシェアリングエコノミー協会に加入
総合不動産会社である株式会社アイビーアイが、「一般社団法人シェアリングエコノミー協会」に加入したことを発表しました。この動きは、グループ会社を含めた不動産の遊休資産の活用や、ライドシェアの促進を目指すものです。さらに、アイビーアイとその傘下企業であるロイヤルリムジン株式会社の協力によって、日本国内におけるシェアリングエコノミー市場の拡大を図る狙いがあります。
シェアリングエコノミーの背景
2017年3月には「住宅宿泊事業法案」が閣議決定され、民泊が解禁されることが期待されています。この法整備は、総合不動産会社としてのアイビーアイにとって不動産の遊休資産を活用する上で、重要な機会を提供しています。特に観光業が盛んになる中で、民泊やライドシェアといった新しいサービスが求められるようになっています。
ロイヤルリムジン株式会社も、2020年に向けて急増する訪日外国人客の交通ニーズに応えるべく、大手配車サービスへの車両提供を通じて交通インフラの不足をいていく取り組みを進めています。これにより、シェアリングエコノミー市場が日本経済の発展を支える一環として機能することを目指しています。
シェアリングエコノミーの実態
シェアリングエコノミーとは、個人が持つ遊休資産を貸し出すサービスのことを指します。これは、貸主にとっては遊休資産による収入を得る機会を提供し、借主には資産を所有することなくサービスを利用できるメリットをもたらします。民泊やライドシェアなど、多様な形態が存在し、今後も市場は拡大すると予測されています。例えば、矢野経済研究所によると、シェアリングエコノミーの国内市場規模は2014年度の約233億円から、2020年度には600億円へと成長する見込みです。
一般社団法人シェアリングエコノミー協会について
「一般社団法人シェアリングエコノミー協会」は、シェアリングエコノミーの普及促進を目的として設立された団体です。代表理事には、株式会社ガイアックスの上田祐司氏が名を連ねており、他にも株式会社スペースマーケットの重松大輔氏が参与しています。協会の活動は、シェアリングエコノミーが新しいビジネスの在り方として重要であることを広く周知・普及させることにフォーカスしています。
同協会は東京の千代田区に本社を構えており、活動開始から年々その役割と影響力を増しています。
公式サイト
株式会社アイビーアイの概要
株式会社アイビーアイは、2001年2月に不動産賃貸業としてスタートし、現在では賃貸業のみならず、中古マンション再生事業や戸建て分譲事業など、多様な不動産関連業務を展開しています。本社は東京都江東区にあり、設立以来、関東から関西にかけて幅広い地域で事業を展開しています。アイビーアイは、常に新しい価値を生み出すことを目指しており、今後もシェアリングエコノミー市場において重要な役割を果たしていくでしょう。
ロイヤルリムジン株式会社の取り組み
一方で、ロイヤルリムジン株式会社は、タクシーサービスに新たな風を吹かせるべく、令和元年に良質なサービスを提供するタクシー会社として設立されました。「ハイヤーの価値をタクシーの料金で」という理念のもと、独自のサービスを展開し続けています。特に、TOYOTAアスリートGのピンククラウンを使用した配車サービスは業界内での注目を集めています。
東京都江東区に本社を置くロイヤルリムジンは、地域の交通インフラを支える一助として、今後もシェアリングエコノミー協会と連携しながらサービスの拡充を進めていく予定です。
まとめ
このように、株式会社アイビーアイとその関連会社はシェアリングエコノミー協会に加入することで新たな市場に挑戦し、不動産の遊休資産活用及びライドシェアサービスの推進に貢献しようとしています。今後の動きが非常に楽しみです。