法人向けAI研修「.Pro AI研修」が始動
東京都渋谷区に本社を置く株式会社D-ingが、法人向けの生成AI研修サービス「.Pro AI研修」を本格的にスタートさせた。この研修は、1人あたり実質約7万円で受講可能というお手頃な価格を実現し、全国どこからでも受けられるオンライン形式で提供される。また、業種や部門ごとの具体的な業務課題に応じたカリキュラムが用意されており、AI人材育成を支援する新たな手段として注目を集めている。
サービスの背景と目的
昨今、生成AIの急速な進化と普及に伴い、多くの企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する中で、AI人材の育成が大きな課題になっている。しかし、自社に適したAI推進の方法が分からない企業や、汎用的な研修が自社業務に活かせないといった悩みを抱える場合が多い。特に、部署ごとに必要なスキルが異なるため、柔軟な対応が求められている。
D-ingは創業以来7年以上にわたり、PythonやAI教育に関する実績を積んできた。この経験を基に、企業が抱える業務課題を解析し、最適なカリキュラムを設計することで、法人向けの研修を提供することにした。
「.Pro AI研修」の3つの特長
1. 業種・部門別のカリキュラム
研修の内容は、従来の固定されたものではなく、企業の業務課題をヒアリングした後に設計される。そのため、商社や製造、IT業界など、それぞれの業種の特性に応じたカリキュラムが用意され、受講者は「明日から使えるAI活用法」を学ぶことができる。
2. 実践型の学習
座学だけでなく、実際に業務を想定したワークショップ形式で学習が行われる。ChatGPTやClaude、Geminiなど、多様なAIツールを効果的に使い分け、即座に業務改善に結びつけるスキルを磨くことができる。
3. 助成金活用によるコスト削減
人材開発支援助成金を利用することで、研修費用は通常33万円から最大25.9万円が助成され、受講者の実質負担額は約7万円となる。さらに、助成金申請のサポートも行うため、初めての企業でも安心して利用できる。
サービス概要と導入の流れ
「.Pro AI研修」は全12時間にわたってオンラインで実施され、最少受講人数は3名から。各企業の業務課題を明確にし、それに基づいたカリキュラムを設計する流れが組まれている。無料相談によって企業の現状をヒアリングし、その後の申込や助成金申請サポートが一貫して提供される。
持続可能なAI教育の展望
D-ingは2027年3月までに累計100社以上の法人研修実施を目指しており、業種特化型のカリキュラムを随時拡充する計画だ。この新たな取り組みにより、より多くの企業がAI技術を活用することで競争力を高め、人材を育成していくことが期待される。
会社概要
最後に、株式会社D-ingは2017年設立で、プログラミングスクールの運営や法人研修、子ども向けプログラミング教育事業に取り組んでいる。東京都渋谷区道玄坂に本社を構え、多様な教育ニーズに応えている。
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