シュンビン株式会社の社内ラジオがもたらす組織活性化とブランド浸透の新戦略
シュンビン株式会社は、京都府伏見区に本社を構える企業で、「中小企業の企画部を代行する」というミッションのもと、ブランディングやデザインを通じて顧客のビジネスの成長をサポートしています。この度、同社が新たに導入した社内ラジオ番組「ようこそシュンビン島」は、インナーブランディングの重要な施策として注目を集めています。今回は、この取り組みがどのように企業理念の浸透や組織の活性化に寄与しているのかを探ります。
社内ラジオの誕生の背景
社内ラジオのアイデアは、2023年に行われたブランディング研修から生まれました。自社のミッション、ビジョン、バリュー(MVV)を共有するために効果的な方法を模索していた際、音声社内報の提案がありました。これがきっかけで、社員たちからも積極的に「社内ラジオをやってみよう」という声が上がり、具体的なプロジェクトとしてスタートしました。
音声の力で理念を浸透
「ようこそシュンビン島」のコンテンツは、役員や社員がこの会社に対する理念や個々の実体験、価値観について語る形式で構成されています。この音声プログラムにより、声のトーンや間から「人柄」を感じ取りやすくなり、他の部署や社員の考え方にアクセスする機会が増えます。これは、自分たちの業務に関する理解を深め、信頼や共感を育むための重要な要素です。音声という媒体を利用することで、表情が見えない状況でも社員同士の距離感が縮まり、コミュニケーションの活性化が期待されています。
社内ラジオがもたらす実際の変化
この社内ラジオが配信され始めてから4ヵ月が経過し、行った社内アンケートによると、全体の97%の社員が番組を聴いたと回答しています。「面白かった」「他部署の考え方が理解できた」といった前向きなフィードバックが寄せられ、職種を超えた対話と相互理解が進んでいる様子が伺えます。これは、社内ラジオが社員同士のつながりを強化するきっかけとなっていることを意味しています。
他社への提案と社員のエンゲージメント向上
シュンビン株式会社は、中小企業のブランディングを支援する立場から、音声社内報がもたらすリアルな価値をしっかりと実践しています。音声を通じて企業文化を体感できることで、新たな採用活動や社員のオンボーディング施策においても効果的なアプローチが可能になります。求職者は、音声から「会社の空気感」を感じ取ることができ、入社前から会社の価値観に対する共感を育むことができるからです。
組織の自走を促進するインナーブランディングサービス
シュンビン株式会社は、社員が自走できる組織を目指し、企業理念や取り組みへの理解を促進する「インナーブランディング」サービスを提供しています。自身が中小企業のブランディング支援を行っていることから、内部への目を向けることの重要性を理解し、実践しています。これからも、社内ラジオ「ようこそシュンビン島」を通じて、社員同士のコミュニケーションを活性化させ、企業の成長を実現していくことが期待されます。
詳しい情報は、シュンビン株式会社のコーポレートサイトや公式SNSで確認できます。