廃車エアバッグの活用
2023-09-25 09:00:02
廃車エアバッグをアウトドア商品にリメイクした新たな試み
エコなアウトドアライフを実現する「薪バッグ」
廃車買取サービス「廃車王」とアウトドアブランド「tent-Mark DESIGNS」が手を組み、独自のアップサイクル商品を誕生させました。それが、廃車から取り出されたエアバッグとシートベルトを利用した「薪バッグ」です。この新しい製品は、2023年9月26日より、全国のWILD-1店舗およびオンラインストアで販売が開始されました。
企業の理念と環境への取り組み
「廃車王」は、使用済み自動車の適正処理に力を入れ、部品のリユースや再資源化を推進する企業です。同社が掲げる理念に沿った形で、廃車のエアバッグやシートベルトは、通常は廃棄物として処理されています。これらは、ほとんどが新品に近い状態で処分されることが多く、実に「もったいない」状態です。
一方、「tent-Mark DESIGNS」を運営する株式会社カンセキも、環境保護と社会貢献に積極的に取り組んでいます。製品選定の際には、環境への負荷が少ない商品を取り扱い、地域やフィールドの清掃活動も定期的に行っています。そして、アウトドア市場の拡大に伴い、耐久性に優れたアイテムの必要性が増していることも背景にありました。
薪バッグの実現までの道のり
この薪バッグは、廃車王の廃棄物削減プロジェクトにカンセキが賛同し、具体的な形にしたものです。エアバッグは耐久性が求められるため、アウトドアシーンの必需品である焚き火用の薪を運ぶための丈夫なバッグとしての利用が考えられました。
試行錯誤を重ねた結果、エアバッグやシートベルトの生地をリユースしたオリジナルデザインの薪バッグが完成。この製品は、他の車から取り外した生地を使用しているため、切りっぱなしの風合いや色味のバリエーションが生まれ、全てが一点物となっています。これが、よりアウトドアらしい雰囲気を醸し出す要因となっているのです。
環境意識を高めるきっかけに
薪バッグの価格は税込1,980円で、地域のWILD-1店舗やオンラインストアで入手可能です。この製品を通じて、環境に関する意識が高まることを*願っています。アウトドアを楽しむ方々にとって、持続可能なライフスタイルを実践できる良い機会となるでしょう。
廃車から生まれ変わったこの薪バッグは、エコな暮らしに新たな価値を提供する製品として今後にも期待が寄せられます。また、この試みは、他の企業やブランドにも良い影響を与える可能性があるため、今後の展開に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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NGP日本自動車リサイクル事業協同組合
- 住所
- 東京都港区港南2-12-32サウスポート品川4F
- 電話番号
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03-6705-1208