レオ・ヌッチ、最後の来日公演が決定!
オペラの巨匠レオ・ヌッチが、2025年11月9日(日)にサントリーホール大ホールで行う最後の来日公演が発表されました。この公演は、彼自身が企画・監修を手掛け、ヴェルディの名作《椿姫》と《リゴレット》の二つの演目を宮廷スタイルで披露する特別なイベントです。
チケット情報
今回の公演は、楽天チケット株式会社の主催によって実現し、現在チケットが発売中です。運営を行うカンフェティでは、S席からC席まで多様な価格帯が設定されており、来場者は自分の予算に応じた席を選ぶことが可能です。価格はS席28,000円、A席23,000円、B席は18,000円、C席が14,000円となっています。
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音楽的背景
レオ・ヌッチは、1800年代に発展した宮廷スタイルのオペラを再現します。宮廷演劇や小規模なオケでの演奏スタイルは、ヴェルディ自身が書いた「ファルスタッフ」の縮小版楽譜や、レオンカヴァッロの「道化師」に影響を受けています。バリトン、ソプラノ、テノールの名歌手たちが、ミラノからの精鋭8名とともに、珠玉のアンサンブルを創り出します。
出演者プロフィール
レオ・ヌッチ (バリトン)
1942年にイタリアのボローニャ近郊で誕生したレオ・ヌッチは、15歳で才能が発見され、以後音楽の道に進むことになります。彼のデビュー作はロッシーニの《セビーリャの理髪師》で、その後ミラノ・スカラ座でブレイクしました。彼のキャリアは60年以上にも及び、ヴェルディに関しては当代最高とも称される存在です。特に《リゴレット》の演目は、なんと1000回以上すでに演じられています。
イヴァン・マグリ (テノール)
カターニア出身のテノール、イヴァン・マグリは、ミラノのヴェルディ音楽院での学びを経て、ヨーロッパ各地の著名なオペラハウスで活躍しています。美しい声と素晴らしい表現力を武器に、アルフレードやマントヴァ公爵役を見事に演じられる実力派です。
エリーザ・マッフィ (ソプラノ)
ミラノでオペラ歌唱を専攻したエリーザ・マッフィは、名高い指導者のもと、歌唱力を磨き上げました。その魅力は、温かみのある声と優れた音楽性にあり、レオ・ヌッチとは5度の共演を果たしています。
公演の詳細
- - 開催日: 2025年11月9日(日)
- - 開場: 12:45 / 開演: 13:30
- - 会場: サントリーホール 大ホール(東京都港区赤坂1-13-1)
この特別な公演は、レオ・ヌッチにとっての最後の舞台となる可能性があります。また、全席指定でのチケット販売が行っており、早めの購入が推奨されます。
音楽界の一時代を築いてきたヌッチの最後のステージを、是非お見逃しなく!