山田進太郎D&I財団が新事務局長をビズリーチで採用
公益財団法人山田進太郎D&I財団が、転職サービス「ビズリーチ」による公募を経て、和泉ちひろ氏を新しい事務局長に迎え入れたことをお知らせします。この採用は、2024年10月10日から11月6日の期間に行われ、合計419名からの応募の中から選出されました。和泉氏は多様な事業開発の経験を持ち、2025年4月から事務局長として活躍を開始します。
財団の背景と目的
山田進太郎D&I財団は、ダイバーシティ&インクルージョンの推進を目的に、2021年に設立されました。特に、日本におけるSTEM分野(科学、技術、工学、数学)への女性進学比率は、OECD諸国の中でも最低の水準であり、現状はわずか20.65%に過ぎません。財団は、2035年までにこの比率を28%に引き上げることを目指し、中高生の女子に対する進学支援を行っています。
現事務局長の出向期間が満了となり、同財団のさらなる成長を予見した山田理事と常務理事の石倉氏は、新しいリーダーを必要としており、経営視点での財団の運営が求められました。和泉氏の経歴は、事務局長としての役割にぴったり合致しています。
和泉ちひろ氏の経歴と抱負
和泉氏は名古屋大学工学部を卒業後、2008年に野村総合研究所でコンサルティング業務を開始し、その後新規事業の立ち上げや資本業務に従事してきました。2025年には財団の事務局長として、組織全体を統括し、成長を促進する責任を担います。
和泉氏は自身の経験を踏まえ、「自分や周囲の女性たちが直面してきた課題を解決するために、この財団の活動に携わることに大きな意義を感じています」とコメントしています。営利・非営利の枠を超えた協力の重要性を強調し、社会にインパクトを与えるための活動に力を注ぐことを誓いました。
財団の今後の取り組み
山田進太郎D&I財団は、新事務局長の就任に伴い、さらなる活動の展開を予定しています。2024年からは「Girls Meet STEM」事業が開始され、より多くの女子学生がSTEM分野に挑戦できる環境の構築に寄与します。
この活動を通じて、多様な関係者との連携を強化しながら、次世代の人材育成に貢献していく方針です。和泉氏の力を借りて、具体的な課題を明確にし、解決策を見出すための道筋を描いていくことが期待されます。
結言
ビズリーチが推進するこの新しい動きは、次世代の人材育成に向けた重要なステップとなり、和泉ちひろ氏のリーダーシップが試される場となるでしょう。この新しい挑戦が、STEM分野における女性の地位を向上させる手助けとなることを願っています。