JR四国とKlookがQRチケット新サービス開始で観光促進へ

JR四国とKlook、新たなQRチケットサービスを発表

四国旅客鉄道株式会社（以下、JR四国）は、Klook Travel Technologyと提携し、新サービスとしてQRコードを活用した訪日外国人向け鉄道切符「ALL SHIKOKU Rail Pass」の提供を開始します。このサービスは、海外からの旅行者がJR四国を含む四国エリアの交通機関をより便利に利用できるようにするためのものです。

サービスの特長

JR四国が提供する「ALL SHIKOKU Rail Pass」は、四国内の鉄道会社6社や小豆島のフェリーなど、多彩な交通機関を自由に利用可能なフリーパスです。これまで、お客様は日本に到着後、駅の窓口で紙チケットに引き換えなければなりませんでしたが、KlookのWebサイトやアプリを通じて購入することで、QRチケットにて直接乗車可能になります。これにより、引換の手間が省かれ、駅窓口の営業時間に関係なくスムーズに移動できるようになります。

利用の流れ

QRチケットの導入により、旅行者はKlookのプラットフォームで「ALL SHIKOKU Rail Pass」をオンラインで購入し、QRコードを表示するだけで乗車可能になります。特に、観光客が急いでいる場合や、大人数で旅行している場合などに、非常に便利です。この仕組みは、訪日外国人が滞在中に交通機関を気軽に利用できる環境を整えることを目指しています。

新サービスの開始時期

この新しいQRチケットサービスは、2025年4月1日（火）からの販売分より提供される予定です。今後、JR四国とKlookはAPI連携を実施し、QRチケットのさらなる利便性向上を図るとのことです。

未来への展望

今回の取り組みは、四国エリアへの外国人観光客の増加を見込んでいます。訪日外国人は、QRチケットを利用しながら、Klookが提供する観光施設の入場券や体験コンテンツを合わせることで、より一層四国の魅力を楽しむことができます。JR四国は、今後もKlookとの連携を強化し、デジタル技術を活用した新たな観光サービスの向上に努めていくとしています。

Klookは、2014年に設立され、世界中の観光施設やアクティビティを手軽に予約できるプラットフォームを提供することで、旅行者の利便性を高めています。日本での実績もあり、多くのパートナーと提携して訪日外国人向けの魅力的なプランを展開しています。

この新たなQRチケットサービスにより、四国への旅行がより魅力的になり、訪日外国人にとっての利便性が飛躍的に向上することが期待されています。今後の動向に注目です。