錆を育む、新たなDIYの提案
創業333年を誇る老舗企業が、ユニークなアイデアをもとにしたアイアンエイジングDIYキット「ワビサビシェルフ」をクラウドファンディングにて販売開始しました。直感的にあるべき姿を見せる鉄が時間と共に錆びるという過程を楽しむことで、侘び寂びの心を感じられるのです。
なぜ錆びさせるのか
一般には、鉄の錆は悪印象を持たれがちですが、実際は自然と還る過程であり、その姿にこそ美しさが潜んでいます。ワビサビシェルフを通じて、私たちはそのメッセージを伝えています。
錆びることで深みが増す
ワビサビシェルフでは、無塗装の鉄部品を1ヶ月ほど雨ざらしにし、軽度の錆を育てます。この初期段階が重要で、なぜならその後に柿渋を塗布することで、より耐久性がある黒錆に変化させるため。柿渋と酸化鉄が結びつくことで、黒錆という素晴らしい表皮が形成され、作成プロセスの陰影を閉じ込めることができます。これにより、唯一無二の模様が生まれ、二度と同じものは作り出せません。
DIYで自分だけのシェルフを
このシェルフを手に入れることで、単なる収納家具を超えて、長い過程を経て育てる愉しみを味わえます。組み立てから、錆を育て、柿渋を塗るまで、DIYを楽しむことができます。必要な道具や材料も全て含まれたキットが提供され、手軽に始められます。
どんなシェルフができるのか
無骨なグレーチングとボルトから作られたこのシェルフは、インダストリアルな雰囲気を醸し出します。透水性と通気性が良く、特に観葉植物の展示に最適です。最上段を片持ちにすれば、植物を引き立てるステージ感を演出できます。
クラウドファンディング情報
「ワビサビシェルフ」はMakuakeで予約受付中で、棚板の枚数と支柱の長さを選べます。価格は棚板2段のシェルフが15,840円からで、他に応援購入キット(柿渋育成キット)が3,300円で提供されています。詳細は
こちらのリンクを参照ください。
老舗企業としての責任
株式会社大清は、1688年に創業した歴史のある企業です。代表の中村友彦氏は、古来の手法を用いた素材の成長を通じて、家庭での時間がより心豊かになることを願っています。
今後の展開
Makuakeでの予約販売の後も、オーダーサイズや異素材のシェルフ展開を行い、素材感にこだわったアイテムを今後も販売していく予定です。公式のInstagramもぜひチェックしてみてください。
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