2025年3月24日、岡山大学(本部:岡山市北区)と西日本旅客鉄道株式会社の中国統括本部岡山支社(以下、「JR西日本岡山支社」)は、新たに包括連携協定を締結しました。これは、地域の活性化を目指し、双方の人的及び物的資源を効果的に活用するための重要なステップとなります。
調印式には岡山大学の那須保友学長とJR西日本岡山支社の林秀樹支社長が出席し、協定書に署名を行いました。那須学長は「地域貢献は当大学の重要な使命であり、大学と地域の連携を強化することで、新しい価値を生み出していくことが肝要です。特に、学生をディシジョン・メイキングの場に巻き込むことが必要です」と述べました。
一方、林支社長は「岡山大学はSDGs(持続可能な開発目標)の実践においてリーダー的な存在であり、知識と経験を共有できることは大きな利益です。産学連携を通じて岡山をもっと盛り上げていきたい」と述べ、今回の協定を強く支持しました。
この協定締結は、岡山大学とJR西日本岡山支社がこれまで築いてきた関係を一層深める意義があります。例えば、2023年からは、岡山大学の留学生が岡山駅で訪日外国人観光客の案内を行うなどの協力関係がありました。この協定により、より一層の協働が期待されます。
協定に基づいて、両者は地域資源を活用した各種事業を展開し、地域共生に資する人材の育成を進めることを目指します。これにより、地域の課題解決、地元社会の発展、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが加速します。
岡山大学は、地域に密着した中核的な研究機関としての役割を担いつつ、微細な地域ニーズに応えるための活動を推進します。今後も地域との連携を深めながら、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを継続して行うことを約束しています。
今回の協定締結を受けて、地域活性化に向けた岡山大学の活動にますます期待が寄せられています。地域中核・特色ある研究大学として、岡山県の未来を共に創造していく岡山大学の今後の展開に目が離せません。新しい協力関係が生み出す価値と可能性は、地域にとって大きな意味を持つことでしょう。