小池貴之写真展
2022-11-24 12:00:01

小池貴之写真展「浜さ」が京都で開催!故郷の浜の記憶を紡ぐ特別展

小池貴之写真展「浜さ」の魅力に迫る



京都市のgalleryMainで、2022年12月1日から11日まで開催される小池貴之の写真展「浜さ」。この展覧会では、故郷の浜をテーマにした28点に及ぶ新作写真が展示されます。小池は、津軽海峡に面した地元の風景を、大判カメラと中判カメラを用いてフィルム撮影し、19世紀末から20世紀前半に使用されていた古典的な印画技法である「鶏卵紙」を用いて作品を仕上げました。彼の制作した写真には、単なる風景の記録以上の意味が込められています。

故郷の浜を記録する



小池は、地元の浜の美しさを際立たせるために、現地で汲み取った海水から作った自家製の塩を使用しています。この塩を鶏卵紙に混ぜ、卵白を加えた特製液を塗布。その後、硝酸銀溶液に浸して感光性を持たせた紙の上に、ネガ画像を露光することで印画を完成させるという手法です。このプロセスを経て生まれる作品は、まさに小池の故郷の浜そのものを印象づけるものとなっているのです。

彼は、特にその場で体験したことや記憶を映し出す写真表現の重要性を強く意識しており、デジタル時代のCGイメージや画一的な印刷とは一線を画し、オリジナルの手作業にこだわりを持っています。

鶏卵紙とは



鶏卵紙は、19世紀半ばから後半にかけて使用されていた古典的な印画技法で、卵の白身と塩を混ぜた液を塗布した紙を硝酸銀溶液に浸すことで感光性を持たせていました。この技術は、手間がかかる反面、独特の風合いと美しい光沢を持つ作品を生み出すため、多くの写真家に愛用されてきました。小池はこの技法を通じて、自身の作品に故郷の自然との深い結びつきを感じさせる要素を取り入れています。

小池貴之のプロフィール



小池貴之は1980年、北海道函館市に生まれ、立命館大学で情報システムを学びました。大学在学中に写真研究に取り組み、京都での交流プロジェクトに尽力。2005年には東京に活動の場を移し、以降もさまざまな個展を開催し続けています。IIIれた技術と独自の視点を駆使して、観客に強い印象を与える作品を発表しています。

展覧会の詳細



写真展「浜さ」は、2022年12月1日から11日までgalleryMainにて開催されます。期間中には、作家自身の在廊日も設けられており、訪れることで貴重な対話の機会があります。入場は無料で、写真の魅力に触れることができる貴重な機会です。

スケジュール


  • - 会期: 2022年12月1日(木)〜12月11日(日)
  • - 休館日: 月曜日、火曜日
  • - 開館時間: 13:00-19:00
  • - 入場料: 無料
  • - 所在地: 京都市下京区下鱗形町543-2F

ぜひこの機会に、独自の手法で表現された小池貴之の作品に触れ、故郷の風景を新たな視点で感じてみてはいかがでしょうか?今後の活動にも注目です。

会社情報

会社名
合同会社galleryMain
住所
京都市下京区下鱗形町5432F
電話番号
075-344-1893

関連リンク

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