低温物流GX技術の取り組み
2025-07-16 14:31:22

神奈川県における低温物流GX技術の研究開発プロジェクトが続行

神奈川県における低温物流GX技術の研究開発プロジェクトが続行



近年、脱炭素化が進む中、低温物流技術の重要性が増しています。神奈川県相模原市に位置する株式会社PXPは、低温物流技術の先駆者である東プレ株式会社と共同で企画した「低温物流向け次世代太陽電池システムの開発及び実証」が、神奈川県の令和7年度事業に継続して採択されたことを発表しました。これは、2050年の脱炭素社会実現に向けた重要な一歩といえます。

低温物流と脱炭素化の関係


我が国において、温室効果ガスの排出源は多岐にわたり、その中でも非電力部門、特に運輸部門は全体の約6割を占めています。この運輸部門の中でも、低温物流は比較的多くの温室効果ガスを排出しており、その改善が求められています。脱炭素化の目標を達成するためには、低温物流技術の導入が急務であり、PXPと東プレの取り組みが注目されています。

プロジェクトの内容


このプロジェクトでは、令和6年度に次世代の軽量太陽電池と低温システムを組み合わせ、その発電量や耐久性、安全性を確認してきました。その結果、さまざまな環境条件下での発電能力を確認し、効率的な低コストの取り付け方法を開発しました。令和7年度には、さらなる発電量の向上を狙い、新しい高断熱省エネの低温システムを開発します。そして、実地での実証実験により、その効果を確認する予定です。

PXPと東プレの連携


PXPと東プレは、相模原市内の企業同士として協力し、低温物流GX技術のさらなる発展を目指します。特に、次世代太陽電池の研究開発においては、軽量で曲がりやすい、割れにくい特性を持つカルコパイライト太陽電池が注目されています。ペロブスカイト太陽電池と組み合わせることで、より高効率かつ高耐久性の太陽電池モジュールが生まれることが期待されます。

企業紹介


株式会社PXP


2020年に設立され、主に太陽電池のデバイス研究と量産技術の開発を行っています。高効率の次世代太陽電池の研究を進め、未来のエネルギー問題解決に貢献しています。

東プレ株式会社


1935年に設立し、塑性加工技術と金型設計で知られる企業。自動車関連製品はもちろん、低温物流や空調機器、電子機器においても高品質な製品を提供しています。

このように、PXPと東プレの取り組みは、地域発の脱炭素社会実現に向けた強力な共同プロジェクトとして注目されています。今後の進展から目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社PXP
住所
神奈川県相模原市中央区東淵野辺4-26-9
電話番号

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