東京藝大アートフェス
2021-02-16 13:00:22
若手芸術家の可能性を広げる「東京藝大アートフェス 2021」開催
若手芸術家の支援を目的とした新たな試み
新型コロナウイルスの影響により、美術界や音楽界は未曾有の困難に直面しています。多くの美術館やコンサートホールが閉鎖された結果、予定していた展覧会や音楽会は中止され、アーティストの約8割がその活動を制限され、経済的にも苦境に立たされています。このように厳しい現状の中で、今回の「東京藝大アートフェス 2021」は、若手芸術家たちに新たな活躍の場を提供することを目的としています。
「東京藝大アートフェス 2021」とは?
このプロジェクトは、東京藝術大学の箭内道彦教授がプロデュースし、オンラインで開催されるアートフェスです。参加アーティストは、対面ではなくオンラインで作品を発表することで、コロナ禍の制約を受けることなく国内外へ自らのクリエイティブな表現を発信することができます。さらに、ソーシャルメディアと連携することで、広範囲なオーディエンスへのアプローチが可能となり、アーティストと支援者との接点が新たに生まれます。
作品募集の詳細
作品は美術、音楽、映像、複合芸術など複数の分野から募集され、個人または最大10人のグループによる作品が対象です。特に、応募資格は東京藝術大学の在学生や卒業生であることが求められており、41歳未満が条件です。応募は、作品の申請書や画像データ、映像や音楽作品のデータなど、様々な要素を含む形で行われます。
賞と支援内容
優秀な作品に対しては賞金が授与されます。具体的には、グランプリに選ばれた作品には東京藝術大学長賞(3点)、賞金30万円、優秀賞に対しては15点に10万円の賞金、また審査員特別賞として20点に5万円が用意されています。これにより、新たな才能が発掘され、今後の活動支援につながることが期待されます。
オンラインイベントの開催について
アートフェスのオンライン閲覧は2021年3月18日から4月30日まで実施され、参加者は自身の作品を広くアピールすることができるようになります。応募は特設サイトから簡単に行うことができ、関心のある方はぜひアクセスしてみてください。
未来を創造するアートフェス
東京藝術大学の学長特命である箭内道彦教授は、コロナ禍の中で苦境に立たされる若手アーティストたちに向けて、制作と活躍の場が必要であると訴えています。多くの方々からの支援に感謝しつつ、新しい才能が世の中に現れ、クリエイティブな未来を形成する一助となることを期待しているのです。
このように「東京藝大アートフェス 2021」は、ただのコンテストではなく、若手芸術家が新たな表現の場を得るための重要なステップです。アートが持つ力を信じ、共に未来を創造していくこのフェスティバルに、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
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東京藝術大学
- 住所
- 東京都台東区上野公園12-8
- 電話番号
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