文化の日に高校生たちが彩るアークラ大サーカスの装飾

静岡県御殿場市で、毎年恒例の秋の野外アートクラフトイベント「アークラ大サーカス」が、2023年11月2日と3日の2日間にわたって開催されます。今年のイベントでは、新たに誠恵高等学校とコラボレーションし、同校の生徒たちが会場を華やかに演出します。

スペシャルなコラボレーション

誠恵高校は、富士山の麓に位置する学校法人で、1950年に創立されました。現在、普通コースをはじめ、進学・情報処理・芸術の各コースがあり、多くの卒業生が多方面で活躍しています。特に芸術コースでは、学生たちが専門的にデザインや絵画、陶芸を学び、多くの才能あるアーティストを輩出しています。今年の「アークラ大サーカス」では、同校の生徒たちがメインストリートに52体のトランプオブジェを展示し、さらに芝生エリアには木馬のメリーゴーラウンド風のオブジェも設置予定です。

このイベントの実行委員長を務めるのは、誠恵高校の卒業生である小泉りささん。彼女は中学2年生からボランティアとして参加しており、近年は実行委員として、さらに今年から委員長として地域のイベントに力を入れています。地元への強い思いを持つ小泉さんは、後輩たちにも地域を支える役割を担ってほしいと考えています。

華やかな装飾が登場

今回、誠恵高校の生徒たちによって準備されたトランプのオブジェは、イベントのテーマである『王国』にちなんでおり、約100メートルのメインストリートを彩ります。トランプのデザインには「アークラ大サーカス」のキャラクターである「ぱおーん伯爵」の姿が描かれ、会場全体が王国の雰囲気に包まれることが期待されています。

また、セーニャの遊び心溢れる木馬のメリーゴーラウンド風具も登場し、訪れる人々に楽しさを提供します。この装飾作業は2023年10月31日に行われ、事前に触れられる機会も設けられました。華やかな装飾を通じて、参加者の心にも文化の風を感じてもらえることでしょう。