半兵衛麸、新施設登場
2023-03-08 15:33:15
歴史ある京都の麩・ゆば専門店が新たにオープンした複合型施設
京都名物の麩とゆばを楽しむ新しいスポット
創業330年以上の歴史を持つ京都の麩・ゆば専門店「半兵衛麸」が、2023年3月19日、鴨川五条大橋近くで新たな複合型施設をオープンしました。この施設は、ただのショップではなく、観光名所としても楽しめる内容が盛りだくさんです。
食の複合型施設概要
「半兵衛麸」の新設店舗は、ショップ、カフェ、茶房、工場、博物館、そして庭園が共存するユニークな設計になっています。訪れる人々は、一つの施設内でさまざまな京の食文化を体験できます。
1階には、半兵衛麸が誇る商品の数々がそろうショップが併設されています。お土産や贈答品としても最適な、なま麩、焼き麩、ゆば、甘味などが販売されています。特に冷凍品は、日持ちが良く便利です。
さらに3階には「Cafeふふふあん」があり、豆乳やお麩、ゆばを活かした創作メニューが楽しめます。店内からは鴨川を眺めながら、心地よい時間を過ごせます。
文化と歴史を感じる博物館
また、築120年の伝統的な京町家内には「お辨當箱博物館」が設けられています。ここでは戦国時代から江戸時代にかけて、花見や蛍狩りなどの際に使用された華やかな弁当箱を鑑賞できます。展示物の中には、蒔絵や螺鈿細工、陶器や金属製のものもあり、まるで美術品のような美しさです。
回遊する構造は、訪れる人々が京町家から洋館へと導かれる形式になっており、かつての京の町を模した中庭が各建物をつなぎます。古き良き時代の生活を体感しながら、食事を楽しむことができるのは、他の飲食店にはない大きな魅力です。
料理で味わう伝統の美学
洋館にある茶房「むし養い」は、オーセンティックな雰囲気で、こだわりの麩やゆばを使った料理を提供します。隣接する工場から新鮮なお麩やゆばが届くため、いつでも出来たてを味わえます。
食事を楽しんだ後は、また中庭を通って五条ビルへ。ここで特におすすめなのが3階のCafeからの眺望です。全面ガラス張りの店内からは、四季の移ろいを感じながら、京の風情を堪能できます。70席の広々とした空間は、ゆったりとした時間を過ごすのにぴったりです。
伝統を守りつつ新たな挑戦
半兵衛麸の家訓である「不易流行」を基に、伝統を大切に守りながらも、現代のニーズに合わせた食文化を提案していく姿勢は、食を通じた心の豊かさを追求するものです。これまでの歴史と新たな挑戦が融合したこの施設を訪れ、ぜひその魅力を体験してみてください。
半兵衛麸は、創業以来のこだわりを持ちつつ、今後も新たな商品やサービスを展開していくことでしょう。京の食文化の一端を感じるために、訪れてみる価値は十分にあります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社 半兵衛麸
- 住所
- 京都市東山区問屋町通五条下る二丁目上人町433
- 電話番号
-
075-525-0008