助産師のキャリア形成をデータで探る
2026年1月16日に、株式会社ジョサンシーズが開発した「助産師キャリアタイプAI診断」の集計結果が発表されました。このツールは、助産師や看護師、保育士を対象に、個別に最適化されたキャリア診断を提供しています。今回の調査には、助産師を中心に1,023件の回答が寄せられました。その結果、助産師たちがどのようなキャリアを志向しているのか、その実態が浮き彫りになりました。
調査結果の要約
今回の診断の結果、最も多かった「キャリア展開型」は、全体の31.9%を占めていました。これに対して、「ワークライフバランス型」は26.6%、そして「報酬納得型」は20.1%という結果です。全体の78.6%が、キャリアの選択肢を模索していることが分かりました。
各キャリアタイプの詳細
1.
キャリア展開型(31.9%)
このタイプは、フリーランスや訪問ケア、施設開業など、資格や経験をフルに活かして新たなフィールドに挑む意欲を持っています。
2.
ワークライフバランス型(26.6%)
育児や介護などライフイベントとの両立を模索し、仕事と私生活の調和を重視する助産師たちです。
3.
報酬納得型(20.1%)
専門性に見合った報酬を求めており、現在の給与や評価制度に疑問を持ち、より適切な環境を求めている助産師の姿が徐々に明らかになっています。
これらの結果は、助産師の多くが「キャリアの可能性を広げたい」「柔軟な働き方をしたい」「正当な評価を受けたい」という欲求を持っていることを示しています。
調査の背景
3月5日の「産後ケアの日」と3月8日の「国際女性デー」に合わせて、女性の健康とライフステージを支援する助産師のキャリア形成にも注目が集まっています。助産師制度の重要性が高まる中、専門職としてのスキルを駆使しながらも、将来的な選択肢に悩む声が多く聞かれています。
診断実施時間に見るキャリア意識
診断の実施時期を分析すると、昼休憩や勤務後の時間帯に集中していたことが分かります。昼のピーク時には139件、夜のピーク時には平均60件を超える回答がありました。これにより、助産師たちが日常業務の合間を縫ってキャリアについて考えている実態が浮かび上がります。
直面する課題
1.
意欲はあるが「次の一歩」が見えない
キャリア展開型が最多である一方、具体的なキャリアパスが見えづらい現状です。
2.
ライフイベントとの両立
ワークライフバランス型が多いことから、出産や育児などのライフステージとの両立が急務であることが分かります。
3.
報酬への不満
専門性が高い職であるにもかかわらず、適切な報酬が得られない現状への不満が多く、職業への評価が不十分だと感じている助産師が相次いでいます。
当事者の声
ジョサンシーズは、キャリアに悩む助産師たちのリアルな声をもとに、キャリアトークイベントを開催しました。来場者からは「産後ケアに興味があるが、キャリアチェンジに不安がある」といった声が寄せられました。今後は、オンライン座談会を通じて、助産師が自身に合ったキャリアを選択するための議論を行なっていく予定です。
まとめ
助産師のキャリア形成をテーマにした調査結果は、彼女たちが直面する現実的な課題を浮き彫りにしました。今後も、彼女たちが自らのキャリアを築けるような支援が必要です。専門職としての能力を活かし、ワークライフバランスを考慮したキャリア戦略が求められています。ジョサンシーズは、助産師の可能性を引き出し、支援する活動を今後も続けていくでしょう。
株式会社ジョサンシーズは、産前産後ケアサービスを提供し、妊娠から育児に至るまで多様なサポートを行っています。今後は、より多くの助産師が充実したキャリアを築けるよう取り組んで参ります。