令和6年度日本語教員試験の結果を文部科学省が発表

令和6年度日本語教員試験実施結果の発表

令和6年12月20日、文部科学省は日本語教員試験の実施結果を発表しました。この試験は、日本語教育の質を確保するために実施されるもので、今年度の試験は11月17日に行われました。

試験の詳細

今年度の試験は全国8地域で実施され、合計17,655名が受験しました。その結果、合格者は11,051名に達し、合格率は62.6%という結果となりました。
合格者には合格証書が交付され、受験者は日本語教員試験システムを通じて合格通知を受け取ることができます。

特殊な状況について

試験日に、JR函館線での列車運休が発生したため、試験を受けられなかった受験者や音量調整に関連するトラブルがあった受験者に対して、再試験が実施されました。この再試験は12月8日に北海道及び東京地域で行われ、613名がその機会を利用しました。
また、合格者の中には経過措置による試験免除を受けた方も含まれており、条件を満たすための必要書類が令和7年4月30日までに提出されない場合、合格が無効となる可能性があります。

教員としての役割と今後の展望

日本語教員試験は、質の高い日本語教育を提供するための基盤となる制度です。合格した教員は、今後多様な国籍の学習者に対して日本語を指導し、文化交流を促進する重要な役割を担います。
国際化が進む中で、日本語教育の需要は高まっており、教育機関における日本語教員の役割はますます重要になっています。今後も質の高い日本語教育を実現するために、試験制度とその運営が求められています。