「儲からない」けれど意義深い挑戦:5000万円規模の社会課題解決支援基金が動き出す
株式会社PoliPoliと公益財団法人Soilが共同で立ち上げた社会課題解決支援基金「SoilxPolicy Fund」が、5000万円規模の第2弾を始動させました。この基金は、経済的なリターンを目的とせず、社会貢献という意義ある活動に焦点を当てた画期的な取り組みです。
採択団体への支援内容
「SoilxPolicy Fund」は、社会課題解決に積極的に取り組む団体を募集し、採択された団体には、Soilより政策提言のための業務委託を行い、PoliPoliが政策提言活動の伴走支援を行います。
支援金額は、団体あたり最大500万円で、選定は寄付者や有識者による審査を経て、中立性を保った公平なプロセスで行われます。選考過程は書類審査、面接審査を経て、2025年4月に採択団体が決定する予定です。
寄付者たちの熱い想い
この基金には、家入一真氏(株式会社CAMPFIRE ファウンダー会長)、大塚雄介氏(コインチェック株式会社 執行役員CBDO)、高浜敏之氏(株式会社土屋 代表取締役CEO)、久田哲史氏(公益財団法人Soil 代表理事)、村松竜氏(100年ファンド運営者)、守屋淳氏・守屋まゆみ氏(合同会社TAO代表)といった著名なビジネスリーダーたちが名を連ねています。
彼らが寄付を決めた背景には、「お金に色はない」という従来の考え方ではなく、「想いの込められたお金が循環する社会」の実現への強い思いがあるようです。社会課題解決への投資が、未来への投資であるという認識が、彼らを突き動かしていると言えるでしょう。
第一弾の成果と今後の展望
第一弾では、67団体からの応募があり、9団体が採択されました。3500万円の支援によって、自治体での実証実験や、関係者との意見交換会、政策提言などが行われ、成果を出し始めています。
第二弾では、第一弾での経験を踏まえ、より多くの団体を支援し、社会課題解決に貢献していくことを目指しています。
応募資格と説明会
社会課題解決に向けて政策提言を行いたい団体は、公式サイトから応募できます。応募を検討している団体、あるいは詳細を知りたい団体向けに、オンライン説明会が11月27日に開催されます。
「儲からない」からこそ生まれる価値
「SoilxPolicy Fund」は、経済的リターンよりも社会へのインパクトを重視した、新しいタイプの社会貢献活動です。参加団体、寄付者、そして社会全体の三位一体となった取り組みによって、真に持続可能な社会の実現に繋がることを期待したいです。
関連情報
SoilxPolicy Fund公式サイト:https://soil-foundation.org/programs/soil-x-policy-fund-adovocacy-project
PoliPoli公式サイト:https://www.polipoli.work/
* 公益財団法人Soil公式サイト:https://soil-foundation.org/