岡山大学75周年を祝う「おかえりベンチ」セレモニーの開催

岡山大学75周年記念「おかえりベンチ」の設置

2024年11月2日、岡山大学では創立75周年を祝う特別なイベントとして「おかえりベンチ」の設置セレモニーが行われました。しかし、あいにくの雨で会場が創立五十周年記念館の交流サロンに変更され、約150名の出席者が集まり、盛況のうちに終了しました。このプロジェクトは、卒業生と在学生の絆を深めるという意義ある取り組みです。

設置されたベンチは、津島東キャンパス内の桜広場に位置し、美しい桜の下で新たな思い出を刻んでもらうことを目的としています。かつては新入生歓迎のコンパが行われていた思い出の場所で、今回の「おかえりベンチ」が新たな絆の象徴となることを願っています。

今回のプロジェクトでは、寄付者の支援により4台のベンチが設置され、それぞれに寄付者からのメッセージが刻印されています。学長の那須保友氏は、セレモニーの冒頭で「このベンチは、応援してくださる皆様を温かく迎え、学生たちにとって新たな思い出の場となることを願っています」と述べ、寄付者への感謝の意を表明しました。

特に心に残ったのは、寄付者代表の千原敏裕氏が自身の母への感謝の気持ちを込めたメッセージを刻印してくださったことです。この報告は出席者全員の心に深く響き、感動の瞬間となりました。

また、「おかえりベンチ」は岡山大学の未来と過去をつなぐ架け橋として位置づけられており、世代を越えて受け継がれる愛情の象徴でもあります。新たに設置されたこのベンチは、学生や卒業生、地域の方々が集まり、新たな思い出作りや絆を深める場所になることでしょう。岡山大学が今後も地域中核・特色ある研究大学として活動を続けていくことに期待が寄せられています。

このプロジェクトを通じて、岡山大学は持続可能な社会への貢献をも目指しています。地域との連携やSDGsへの取り組みを加速させながら、未来の世代に希望をつなぐ活動も続けていくことでしょう。これからも岡山大学の取り組みに注目してください。