新感覚スポーツ「アルティメットゲーム体験イベント」が静岡で開催

新感覚スポーツ「アルティメット」の魅力に迫る

静岡県袋井市で、2025年10月4日（土）に「ECOPA ULTIMATE DAYS」と題したアルティメットゲーム体験イベントが初めて開催されました。主催は一般社団法人アザレア・スポーツクラブで、年代や運動経験を問わず、すべての人が気軽に楽しめる新感覚のスポーツ体験を提供することを目的としています。

このイベントは、子どもから大人まで幅広い層に参加してもらえるように工夫されており、特別コーチには元・アルティメット世界選手権日本代表の杉山延広氏が迎えられました。彼の指導のもと、参加者はまずルールや競技内容の基礎を学び、ディスクの持ち方や投げ方、パス交換といった基本的な技術を習得していきました。このように初心者でも安心して学べる環境が整えられていたため、多くの参加者が興味を持って挑戦することができました。

イベントの様子と参加者の反応

当日は、袋井市やその周辺都市から参加者が集まり、性別や年齢を問わず、10代から70代まで幅広い世代が一堂に会しました。日本代表経験を持つプレイヤーや静岡大学アルティメットサークルのメンバー、さらには女子ラグビーチーム「アザレア・セブン」の選手など、合計32名が参加したイベントでは、最初はディスクの投げ方に苦戦する場面も見られましたが、経験豊かなコーチたちからの丁寧な指導により、参加者たちは次第に自信を持ってプレーを楽しむことができるようになりました。

特に最後のミニゲームでは、チーム間の交流も生まれ、参加者同士の笑顔が溢れる瞬間が多々見られました。実際にイベント終了後のアンケート調査によると、参加者の約80％が初めてアルティメットを体験したと述べており、全体の満足度は驚異の90％を超える高評価を得ることができました。評価ポイントとして特に『競技内容やルールの講座』や『ディスクの持ち方』、さらには『ミニゲーム』が高く評価されたことが挙げられています。

今後の展望と次回に向けて

また、参加者からは「プロの競技レベルを肌で感じたい」「チームワークを高めるために名前で呼び合えるようにネームプレートが欲しい」といったさらなる要望も寄せられました。これらの声は次回以降のプログラムに活かしていく方針とのことです。

アルティメットとは

アルティメットはフライングディスクを用いたチームスポーツで、通常は7人制で行われます。アメリカンフットボールやバスケットボールなどの要素を持ちながら、身体接触を禁止することで、性別や年齢を問わず、誰もが気軽に楽しむことができるという特長があります。また、審判がいないため、選手自身が行う『セルフジャッジ』の概念があり、フェアプレーの精神が重視されています。最近では教育現場にも取り入れられ始めていることもあり、ますます注目されるスポーツといえるでしょう。