心臓病の早期発見を目指す新製品の開発に向けた取り組み

心臓病早期発見に挑む株式会社ココロミルの新製品

心臓病は日本において、厚生労働省のデータによると、令和5年における死因の第2位を占めており、その重要性は計り知れません。心臓病は自覚症状が少ないため、適切な検査を受けることで早期発見が求められています。そこで、株式会社ココロミルでは、自宅で長時間の心電図検査を行う「ホーム心臓ドック®」を提供しています。このサービスは高精度な小型心電計を用いて測定を行い、心不全や不整脈の兆候、さらにはストレスや睡眠の質も可視化することが可能です。

新製品開発へ向けた調査実施

ココロミルは2025年3月1日（土）、新たな製品開発に向けたアンケート調査を立川のGREEN SPRINGSで実施します。このイベントは公益財団法人東京都中小企業振興公社の協力のもと、「多摩ものづくりスタートアップ起業家育成事業」の一環として行なわれ、テストマーケティング支援を受けて出展します。参加者の意見を反映させることで、より良いサービスを実現することを目指しています。

自覚症状のない心疾患への注意

心疾患は日本国内で、1日に約250人が心臓を原因とする突然死で亡くなっています。これは心臓病がしばしば自覚症状を伴わないため、一般的な健康診断や短時間の検査では見逃されがちであることが背景にあります。この問題に対して、ココロミルは「ホーム心臓ドック®」を通じて、潜在的な健康リスクの早期発見に寄与しています。

ホーム心臓ドック®について

ココロミルの「ホーム心臓ドック®」は、手のひらサイズの心電計を胸部に装着し、9時間以上の心電図データを取得します。取得されたデータは専門医によって分析され、詳細なレポートが作成されます。この過程を経ることで、従来の健康診断や短時間の検査では発見できない潜在的な心疾患を早期に発見することが可能となります。また、睡眠の質やストレスに関する情報も視覚化され、睡眠時無呼吸症候群などの検知も期待できます。

このように、ココロミルは多くの人々が健康状態の可視化を通じて、健康寿命やQOL（クオリティ・オブ・ライフ）の向上を実現するための努力を続けています。