Daewoong、肺線維症治療薬
2026-09-24 11:46:15

Daewoong Pharmaceutical、特発性肺線維症治療薬の臨床試験データを発表

Daewoong Pharmaceuticalが発表した新たな治療の希望



韓国の製薬会社、Daewoong Pharmaceuticalは、特発性肺線維症(IPF)の治療薬候補「ベルシポロシン(Bersiporocin)」に関する重要な臨床試験データを発表しました。この情報は、2026年9月にスペインのバルセロナで開催された欧州呼吸器学会(ERS)で共有されました。

ベルシポロシンの特徴と作用機序



特発性肺線維症は、コラーゲンの異常な生成と蓄積を伴う深刻な疾患で、これに対する新たなアプローチが求められています。Daewoongが開発しているベルシポロシンは、プロリルtRNA合成酵素(PRS)を選択的に阻害することでこのコラーゲンの過剰産生を抑制します。これにより、さまざまな線維化促進シグナルの影響を受ける細胞活動に対して、ダイレクトに介入することが可能となります。この独自の作用機序は、従来の抗線維化薬と差別化されており、その治療効果に期待が高まります。

臨床試験の概要



今回の発表では、グローバル第2相臨床試験に登録された104名のIPF患者のベースライン特性に関する詳細が報告されました。この試験は、韓国とアメリカで実施され、最近84名が抗線維化薬を使用している一方で、残る20名は未治療の状態で登録されています。

調査結果によれば、全患者の64%が呼吸機能の低下を示し、努力性肺活量(FVC)が予測値の77%に、そして一酸化炭素肺拡散能(DLCO)が51%という結果が得られました。これらのデータは、治療方針を決める上で重要な背景情報となります。

今後の展開



Daewoong Pharmaceuticalは、2027年上半期に第2相臨床試験のトップライン結果を発表する計画です。これにより、ベルシポロシンが特発性肺線維症においてどの程度の有効性を持つかが明らかになることでしょう。

さらに、ベルシポロシンはアメリカ食品医薬品局(FDA)から希少疾病用医薬品とファストトラック指定を受けており、欧州医薬品庁(EMA)でも同様の指定を取得しています。これらの承認により、グローバルな開発が加速されており、今後の展開が非常に注目されています。

Severance HospitalのMoo Suk Park教授は、「本試験におけるデータは、IPF治療における新たな選択肢の可能性を示しています」と伝えており、ベルシポロシン開発の重要性を強調しました。

Daewoong Pharmaceuticalの共同CEO、Seongsoo Park氏は「この試験の患者登録を成功裏に完了したことは、非常に意義深いマイルストーンです。今後のデータを基に、さらなる研究開発を進めていく」と述べています。

今回の試験結果は、特発性肺線維症の患者に希望をもたらす進展として、さらなる情報が待たれるところです。ベルシポロシンが持つ可能性に、医療業界全体からの注目が集まっています。

会社情報

会社名
Daewoong Pharmaceutical Co., Ltd
住所
電話番号

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