武蔵野美術大学の木工ファクトリーが披露する新作たち
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科の木工研究室が送り出す展示販売イベント『ONE WEEK』が、市ヶ谷キャンパスにて2025年6月25日から28日までの4日間にわたって開催されます。このイベントでは、4年生の学生たちがこれまでの3年間で培った木工技術を活かし、社会性を考慮した作品づくりに挑戦しています。
イベントの概要
今年で4度目を迎える『ONE WEEK』は、オンラインショップと本学キャンパス内のMUJI comでの展示販売を行うユニークなプロジェクトです。学生たちは約3ヶ月間、制作から販売まで一貫して取り組み、アイデア実現とマーケティングのスキルを磨いてきました。前半では、効率的な制作プロセスの構築を重視し、1週間で1アイテムを完成させるための計画を立てました。後半での販売フェーズには、リアルだけでなくECサイトを通じた作品の普及も視野に入れています。
創造的な木工プロダクトの紹介
今回の展示には、15名の学生によって多様な木製プロダクトが提案されます。以下、いくつかの注目作品を紹介します。
ジャバラの小物入れ
木製家具に用いられるジャバラの扉をミニマル化したこの小物入れは、日常使いに最適です。
Shapes Lamp
積み木からインスパイアされたデザインのデスクライト。照明の角度を変更する機能も魅力です。
book stand
シンプルで機能的なブックエンドは、デスク周りを美しく整え、使う楽しみを提供します。
Maki canister
薪の形状を模した木製キャニスターは、実用性と美しさを兼ね備えています。
KASANEST
傘立てとして機能しつつ、木組の技術で作られたデザイン性の高い作品です。
カクシダケ
木製ネジのトレイを回すというアナログな行為で機能する独特なコンテイナー。
miro.
鍵やアクセサリーを一まとめにできる鏡のフレームで、心地よい毎日を演出します。
tronc stool
「木の幹」を意味するフランス語に由来した、このスツールはシンプルなフォルムで空間を優しい雰囲気にします。
ply clock
形状が特徴的な壁掛け時計は、さりげなく部屋のアクセントになります。
Hang, Clip, Place
柔らかな曲線が美しい、インテリアとしても楽しめる壁掛けオブジェです。
ヒノキうちわ
国産のヒノキを使用した、このうちわは薄くて軽やかで、心地よい香りを楽しめます。
woo bouquet
花束を入れておくための花器は、ガラスの内容器が特徴です。
平匙(大、中、小)
ブナ材に漆を施したこの匙は、品質と美しさを兼ね備えています。
shift box
柔軟な構造を持つこのモジュール家具は、色と木目の変化が楽しめる作品です。
開催の詳細
- - タイトル: 『ONE WEEK』
- - 開催日: 2025年6月25日(水)〜28日(土)
- - 場所: MUJIcom 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス
- - 住所: 〒162-0843 東京都新宿区市谷田町1-4
- - 時間: 10:00-20:00
- - アクセス: 東京メトロ有楽町線・南北線「市ケ谷」駅、都営新宿線「市ケ谷」駅4番出口から徒歩3分
訪れる際は公共交通機関の利用をお勧めします。学生たちが自身の成長の一環として制作した作品の数々を、ぜひ直接ご覧ください。
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