出羽庄内が贈る富裕層向けオーダーメイドツアーの魅力とは

山形県庄内地方は、自然と文化が交わる美しい地域です。特に、出羽三山で知られる羽黒山は、多くの旅行者に愛されています。その出羽庄内に本社を構える株式会社出羽庄内地域デザインが、2024年8月7日、富裕層旅行者をターゲットにした英語サイト『The Northern Heart of Japan』を立ち上げ、オーダーメイドツアー事業を拡大することになりました。

この新たな取り組みは、地域文化情報誌『Cradle（クレードル）』の編集長である小林好雄氏が、自ら旅行者を案内する形で行われます。これにより、地域の本物の文化に触れ、地元の人々と交流するプライベートな旅を提供し、旅行者に新たな体験をもたらすことを目指しています。

出羽庄内は、上方文化・江戸文化・東北文化が交じり合い、歴史的に貴重な場所です。本間美術館や致道博物館、出羽三山の修験道など、訪れるべきスポットは数多くあります。また、日本初のユネスコ食文化創造都市に選ばれた鶴岡市には、地産地消をテーマにしたイタリアンレストラン『アルケッチァーノ』があり、高い評価を受けています。

今回の英語サイト開設にあたり、『Cradle』のバックナンバーから厳選した17特集が紹介され、地域の豊かな歴史や食文化が詳しく発信される予定です。特集の一例として、出羽三山の時空の旅や、地芝居、松ヶ岡開墾150年の歴史などがあり、旅行者にとって貴重な情報源となるでしょう。

株式会社出羽庄内地域デザインは、これまで国内大手旅行会社との共同で着地型ツアーを展開してきました。その中で築き上げた農業者や料理人、観光業者とのネットワークを活かし、インバウンド旅行者に向けて新しい体験を提供します。また、行政や観光関連団体と連携することで、高付加価値なコンテンツを生み出し、持続可能な地域づくりを進めていく姿勢を示しています。

旅行者が『The Northern Heart of Japan』を通じて体験できるのは、一般的な観光ルートでは味わえない、オーダーメイドで設計されたプライベートツアーです。旅行者の好みに応じて、趣味や関心に合わせた内容を提案し、ふるさとの魅力を再発見する旅が可能です。

今後、このサイトを通じて拓かれる新たな旅行スタイルは、特に首都圏の旅行会社との連携強化を図りながら促進されていく見込みです。出羽庄内の知識と経験を持つ地元のガイドが案内する、より深い文化とのふれあいや、地元食材を使った料理を楽しむことで、旅行者は真の地域体験を得ることができるでしょう。

総じて、出羽庄内地域デザインが提案するオーダーメイドツアーは、文化を重視した新たな旅行の形を示しています。この地域独自の魅力が、今後どのように発信されていくのか、目が離せません。