新たな試験制度が始まる
一般社団法人海洋共育センターとプロメトリック株式会社は、2025年4月1日から安全統括管理者試験と運航管理者試験の予約受付を開始すると発表しました。この試験は、船舶運航事業を行う企業の運営に必要な資格を求めるもので、2025年5月1日から試験が実施されます。
背景と目的
海上運送法に基づいて、海洋共育センターは安全統括管理者と運航管理者の資格証制度を導入しました。この制度は、船舶運航事業に従事する方が必要な資格を取得するためのもので、試験に合格することで安全性の向上と業界の品質向上が期待されます。国土交通省の発表を受け、これらの試験が始まることになりました。
CBT方式の導入
試験はCBT(コンピュータベーステスト)方式で行われ、全国の47都道府県、120以上の都市で受験が可能です。受験者は試験終了後にすぐに合否を確認できるため、利便性が向上します。この新しい方式により、試験運営の効率化も促進されるでしょう。
プロメトリックは、国家試験などにおいても多くの実績を持つ企業であり、技術と信頼性に基づいた正確な試験運営が期待されます。多くの離島でも利用可能な試験会場を設け、すべての受験者が平等に受験できる環境を用意しています。
試験詳細
- - 試験予約開始日: 2025年4月1日(火)
- - 試験開始日: 2025年5月1日(木)
- - 試験方式: CBT(コンピュータベーストテスト)
- - 試験内容: 安全統括管理者及び運航管理者に関する知識を問う内容です。
- - 予約方法: ウェブサイトにてオンライン予約が可能です。(予約サイト)
関係者のコメント
一般社団法人海洋共育センターの理事長、畝河内毅氏は、プロメトリックとのパートナーシップに満足しており、試験運営の高品質さと受験者への配慮があることを強調しています。また、プロメトリックの代表、ジェームズ・ヘーゲンブッシャー氏も新制度の導入に期待を寄せており、安全性の向上に寄与できることを誇りに感じていると述べています。
組織の紹介
一般社団法人海洋共育センターは、船員不足の問題解消を目指し、内航海運業界の協力を得て設立されました。海事産業の安全教育や船舶運航に関する知見を積み上げながら、旅客運航の安全管理を担っていく所存です。また、プロメトリック株式会社は、試験運営のリーダーとして、日本で多くの試験を提供し、信頼を獲得してきました。今後もその実績を生かして、質の高い試験を進めてまいります。
新資格試験の実施は、船舶運航事業の安全性を高める重要なステップです。これにより、より多くの人々が安全に海を利用できる未来を予見しています。