治験業務のデジタル化
2025-05-28 15:00:52

治験業務のデジタル化、StudyWorksが全国の医療機関に拡大中

治験業務のデジタル化、StudyWorksが全国の医療機関に拡大中



株式会社Buzzreach(東京都港区)は、治験業務を支援するSaaSツール「StudyWorks」が、2025年5月までに全国で30施設に導入されたことを発表しました。このツールは特に特定機能病院や中核病院において、治験の効率化を目指しています。また、今年の夏にはDCT(分散型臨床試験)に対応する業務管理機能も導入される予定です。

DCTとは何か



DCT(Decentralized Clinical Trial)とは、従来の治験の枠を超え、治験に参加できる選択肢を増やす新しい取り組みです。治験業務を一つの医療機関に集約せず、複数の協力機関(パートナーサイト)と連携して効率良く進めることで、より多くの患者に治験の参加を促すことができます。これにより、治験のスピードや質の向上が期待されています。

StudyWorksの導入状況と評価



「StudyWorks」は、東北大学病院や金沢大学附属病院など、多くの治験を実施する医療機関に導入されています。導入医療機関からは、FMV(Fair Market Value)に基づく治験費用の算定や、自動集計機能が高く評価されており、これにより事務的な負担が軽減されています。また、治験に参加する患者のスケジュール管理を一元化することで、治験業務の標準化と進捗管理が容易になります。

DCT業務管理機能の追加



2025年夏からは新たにDCT業務管理機能が追加され、パートナーサイトとの連携が強化されます。具体的には、オンラインスクリーニングや患者の情報管理、治験スケジュールの調整といった機能が提供される予定です。これにより、医療機関や治験に関わる関係者は、個別に管理していた業務を統合し、よりスムーズに治験を進めることができるようになります。

企業の未来展望



Buzzreachは、今後も「StudyWorks」とその関連システムを通じて、治験業務の迅速化と効率化を図ります。治験に関わる全てのステークホルダーが一元的に管理できるデジタルプラットフォームを目指しているため、今後の展開が非常に楽しみです。

まとめ



治験業務のデジタル化は、医療業界にとって重要な進展と言えます。「StudyWorks」による治験支援は、その実施体制を強化し、より多くの患者に治験の参加機会を提供することにつながります。医療機関における治験のデジタルシフトは始まったばかりで、今後の進展が注目されるところです。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
株式会社Buzzreach
住所
東京都港区白金台3丁目19-1興和白金台ビル
電話番号
03-4590-0258

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。