愛・地球博20祭「つくる・つかう・つながる展」
愛知県犬山市の野外民族博物館リトルワールドでは、「愛・地球博20祭」の一環として、特別企画展「つくる・つかう・つながる展」が開催されます。この展覧会は、2025年の3月15日から7月13日までの期間にわたり、当館の本館展示室で行われ、愛知万博で展示された貴重な資料を通じて、人と自然との共生や文化的背景について考える機会を提供します。
展示の概要
本展では、愛・地球博で実際に展示された25点の中から、10点を特にピックアップして展示します。その中には、南太平洋のソロモン諸島からの木鉢や、アフリカのジンバブエからのいすなどが含まれています。これらの展示物は、万博終了後に当館館長の稲村哲也氏が地元に残すよう愛知万博事務局に要望し、実際に収集されたものです。
この展覧会は、「地球大交流・未来共想プロジェクト」の一環として進められており、万博当時の様子やその意義を振り返ると同時に、今後の未来に向けたつながりの重要性を訴えます。
ステージイベント
さらに、展覧会の期間中には多彩なステージイベントも開催されます。特に注目すべきは、ペルーの人気アーティスト「ラ・ミスキ」による特別公演です。彼女はラテンアメリカの音楽と踊りのステージを披露し、観客を魅了します。公演日は、3月29日から4月6日までの間や、12日、13日、19日、20日に行われ、各日3回のパフォーマンスが予定されています。
また、東ティモールの国民的歌手であるエゴ・レモス氏も参加します。彼は環境保全活動家としても知られ、トーク&ライブショーを通じて、貧困国が持つ独自の「豊かさ」と未来への希望を歌と語りで伝えます。このイベントは、3月30日11:00から本館の多目的ホールで行われる予定です。
愛・地球博20祭とは?
この展示は、2005年に開催された「愛知万博」の20周年を祝うために設立された「愛・地球博20祭」の一環です。愛知の多彩な魅力を伝えることを目的に、多様な人々が集まり、つながりを深める場を提供します。本祭を通じて、未来を担う世代に万博の意義や成果を再認識してもらうことを目指しています。
地球大交流・未来共想プロジェクトについて
「地球大交流・未来共想プロジェクト」は、愛・地球博の理念を再確認し、さまざまな国や地域の人々が共に交流し、未来について考える機会を創出することを目的としています。このプロジェクトを通じて、愛知県の魅力を全国に発信し、文化的なイベントが多様性のある社会を作る一助となることを目指します。
今後、愛・地球博20祭やリトルワールドでの展覧会を通じて、多くの方々が集まり、語らい、思いをつなぐことで、新たな名古屋の魅力が発見されることを期待しています。ぜひ、皆様のお越しをお待ちしております。