神戸阪急で富士のアート展『GRAVITY』開催
神戸市、特にアートシーンで目が離せない存在である、線画アーティストcomic_keema(コミックキーマ)による個展『GRAVITY』が、神戸阪急で開催されます。この展示は8月19日から9月1日まで、アートギャラリーの4階にて行われます。彼女は日常の中から見出される身体の形や親子の距離感、日々の何気ない動作を繊細な線で表現しており、そのテーマは「重力」です。重力に関連した身体の存在やその気配、時の流れを感じさせる作品が並びます。
繊細な線が描く作品の世界
「重力」とは何かをテーマにするこの個展では、comic_keemaの独自の視点が存分に生かされています。彼女の描く線画は、シンプルでありながらも見る者の記憶や感情に潜むものに触れる力を持っています。作品の一つ「こうするしか」(51.5×72.8cm)では、身体とその重さ、気配が鮮明に描かれています。他にも「うれしい知らせ」(25.7×18.2cm)や「まるでいのり」(103×72.8cm)など多様な作品が見られ、日常の中に潜む豊かな感情を伝える役割を果たしています。
作家在廊日とライブドローイング
特に注目したいのが、作家在廊日です。8月21日、22日、28日、29日には本人がギャラリーに現れ、観客の前で生のドローイングを行います。これにより、訪れる人々はcomic_keemaの創作プロセスを直接体験できる貴重な機会を得ることができます。作家自身がどのように彼女の作品に命を吹き込むのか、その姿を目の当たりにできる場面は見逃せません。
comic_keemaのプロフィール
comic_keemaは、本名をまきくみこという神戸在住のアーティストで、千葉県市原市で生まれました。武蔵野美術大学を卒業後、株式会社フェリシモでの経験を経て、イラスト、デザイン、出版など多彩な分野で活動をしています。彼女は、「線」を通じて日常の微細な出来事や感情を表現し、妊娠・出産、子どもの成長といった移りゆく時の大切な瞬間を捉え続けています。
今後の展覧会と活動
comic_keemaは2025年に神戸北野うろこの家展望ギャラリーでの個展「とどめる線|Memory Line」を予定しています。また、地域のイベントのビジュアルやポスター制作にも携わるなど、コラボレーションの幅も広げています。近年は社会との接点を持つ場作りに注力し、いくつかの公開制作イベントでも活躍中です。自ら主宰する自主出版レーベル「mouikko.」でもZINEやエッセイの制作・発表を行い、継続的な創作活動を行っています。
生活の中に宿る体験や思いを、シンプルな線で描いた作品を通じて、彼女は私たちに大切な思いを思い出させてくれます。是非、神戸阪急での個展『GRAVITY』に足を運び、この特別なアート体験をお楽しみください。